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59 温かい彼。 ページ14

窓から差し込む光で少し明るくなった部屋で、私は目が覚めた。


なんか温かくて気持ちがいい。




・・・・・ん????

目の前にある多分荒北先輩の胸、背中に回る先輩の腕。



まったく理解できない。



先輩はまだ寝ている??のかな。



少し姿勢を変えて先輩の顔を覗きこんだ。


先輩は規則正しい寝息を立てて眠っていた。


とても綺麗だった。サラサラの髪の毛、肌も男の人と思えないくらい綺麗だった。




こんな近くで一生見られない。まじまじと見てしまった。



私は無意識に先輩の頬を触った。



すると

荒北「ん??おきたか。
  オハヨー」


「おはよう・・・・ございます」


恥ずかしくなって咄嗟に手を放した。


「先輩・・・」


荒北「お前が昨日俺のベットに侵入してきて、激しい夜だったゼ」

と言ってニヤニヤしていた。


「えっ??全然覚えてないんですが・・・」


荒北「嘘に決まってんだろ。お前が夜中トイレに行ったあと多分自分の部屋と勘違いして俺のベットに落ちてきたんだよ」


心あたりがあった。


部屋でテレビを見て寝落ちして、寝ぼけたままベットに潜り込む。
自分の部屋なら真っ暗で見えなくてもベットの位置がわかる。
先輩の部屋の同じ間取り。多分寝ぼけたままそのままベットインしてしまったわけだ。

「あー・・・ごめんなさい」


荒北「別に謝らなくてもいいよ」


「まだ6時ですね、もう少ししたら女子寮に戻るのでもう少し待たせてください」


そう言ってベットを降りようとすると

腕を引っ張られてベットに引き戻された。


今度は後ろから先輩から抱きしめられてしまった。


荒北「まだここにいろよ。時間になったら寮まで送ってやるから」



先輩が耳元で言うから凄くドキドキした。

60 ツンデレの彼。→←58 隣で寝るコイツ。 -荒北side-



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只野いるか(プロフ) - 明音さん» ありがとうございます!続きもあるのでお楽しみください(^^) (2019年2月17日 7時) (レス) id: c1e39ac6d2 (このIDを非表示/違反報告)
明音 - ウフフフフフフ (2019年2月16日 19時) (レス) id: ee877d8f53 (このIDを非表示/違反報告)
明音 - イヒヒヒヒヒヒ (2019年2月16日 19時) (レス) id: ee877d8f53 (このIDを非表示/違反報告)
明音 - アハハハハハハ (2019年2月16日 19時) (レス) id: ee877d8f53 (このIDを非表示/違反報告)
明音 - あたまかなやわさはら (2019年2月16日 19時) (レス) id: ee877d8f53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:只野いるか | 作成日時:2018年3月22日 15時

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