17 可愛すぎます ページ18
17
炎司さん御用達の甘味屋さんに来た。
席に案内され、温かいお茶を出される。
『楽しみですねっ！炎司さん、この和菓子セットとかどうですか？』
「俺はいつもそれだ。Aはどうする。」
『う〜ん、悩みます……。抹茶パフェも美味しそう……。』
「じゃあ俺のやつを少しやるから、パフェを頼め。」
『えっ、いいんですか？』
「あぁ、頼むぞ。」
そう炎司さんが気を利かせてくれて、店員さんに注文してくれた。
『ありがとうございます…嬉しいです！私のもあげますね！！』
「俺は別にいい。」
『そんなこと言わずにっ！焦凍は甘いものあんまり好きじゃなくて、シェアとか出来ないからやってみたかったんですよ！』
「そうか。確かに焦凍じゃ、出来ないな。」
そんな話をしていたら、店員さんが持ってきてくれた。
『わぁ〜！！！食べるのもったいないくらい綺麗ですね！！』
「ハッ！なら食べないのか？」
『食べますけど！！いただきます〜っ！』
そうあいさつをして、パフェの1番上にある白玉と餡子と一緒にスプーンに乗せ、口の中に入れる。
『ん〜〜〜！幸せです……。』
「やはり此処のは美味いな。昔から変わらぬ味だ。」
そう言って炎司さんが、葛餅を黒文字(和菓子用の楊枝)にさして、私の前に向けた。
「食べてみろ。」
ナチュラルにあ〜んをする轟親子、本当に恐ろしいんですけど…！！
『い、いただきます……。』
緊張しながら、口の中に入れると。
『っ……！美味しい〜〜！！ほっぺ蕩けそうです……！』
「フッ、美味いだろう。」
『とっても！！！！炎司さんも、どうぞ！』
そうスプーンで掬って、炎司さんに食べるよう促す。
「ん。」
『ぐっ……。』
攻撃を受けたかのような、声を出してしまう。
ん。って……！！！可愛すぎませんか！？！！
え、本当に私のお義父さん最強すぎる。宇宙一。
『美味しいですか？』
「美味い。」
『炎司さんっ……可愛すぎます……！！！』
「またいつもの発作か。」
私のこのような、推し煩いはもう日常茶飯事なので、流石に慣れたらしい。
『うぅ、本当に推しが今日も尊い……。』
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 535人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いるか(プロフ) - マツさん» コメントありがとうございます。良かったです！！楽しんで貰えてとっても嬉しいです！ (2020年7月2日 8時) (
レス) id: c05e25c036 (このIDを非表示/違反報告)
マツ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！一気に全部読んじゃいました！！ (2020年7月2日 4時) (レス) id: 268b713c99 (このIDを非表示/違反報告)
いるか(プロフ) - 怒らないで委員会会長mAKAさん» コメントありがとうございます！毎日投稿駆け抜けました…！とっても楽しかったです！デクのコメント結構考えたのでそう言って貰えて報われました！！ありがとうございます！！ (2020年7月1日 23時) (レス) id: c05e25c036 (このIDを非表示/違反報告)
怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - めちゃくちゃ好きです……！お疲れ様でした……！(デクの｢もう巻き込まないで欲しい｣が切実すぎて何気にツボでした！！) (2020年7月1日 23時) (レス) id: a3e985f800 (このIDを非表示/違反報告)
いるか(プロフ) - ミルフィーユさん» ひゃあああ！！とってもとってもうれしいです！！！！本当にありがとうございます。エンデヴァーが好きになった、この言葉が史上最高に嬉しいです！なんか嫌な予感がしてきますよね…無事にみんな、生き残って欲しいとずっと願ってます(泣) (2020年7月1日 20時) (レス) id: c05e25c036 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いるか | 作成日時：2020年6月25日 18時
