エンデヴァーガチ勢な女の子の話【轟焦凍】 (ページ32)

今日:8 hit、昨日:86 hit、合計:422,659 hit

31 仮免試験ページ32

31

時は過ぎ、今日は仮免試験。

私は何とか1次試験を通過して、2次試験を受けた。

今は結果発表待ち。

辺りを見回すと、赤色と白色の、爆豪くんでいう半分野郎の後ろ姿が見えた。

轟くんは試験、余裕で合格するんだろうな……。

彼からのエンデヴァー発言禁止令のあと、元からそこまで仲良くなかった私たちは、話もあまりせず、普段通りに過ごしていた。

「温水さん、ちょっといい…？」

緑谷くんが話しかけてきた。

『おっ！お互いお疲れ様～。どうしたの？』

「実は、試験途中にさ、轟くんが士傑高校のエンデヴァーアンチと、喧嘩しちゃって…。」

え。

『えぇっ！？エンデヴァーアンチか～、まぁいても仕方ないよね…。でも喧嘩ってそれ、不合格になっちゃうんじゃないの？』

「う～ん、試験はそのまま続行だったから、まだどうかは分からないけどね。」

『そっか…、轟くんは大丈夫なの？』

「まだ話せてない…。」

そんなことを話していたら、

「皆さん長いことお疲れ様でした、これより発表を行いますが…」

試験結果が発表される時となった。

合格者の名前がボードに映される。

私の名前……。

温水A、ぬ……、

『あった……！緑谷くんは？』

「あったよ！やった……！！」

『おー良かった！！轟くんは…やっぱり無い、か。』

・