エンデヴァーガチ勢な女の子の話【轟焦凍】 (ページ4)

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3 でも、諦められないページ4

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頭の中が真っ白になって、しばらく呆然としていた。

エンデヴァーの驚愕の事実を聞いてしまい、とてもショックだった。

まさか、あのエンデヴァーが、ヒーローが、虐待まがいのことをしていたなんで……。

でも、私が今まで見てきた、ヒーローとしてのエンデヴァーが素晴らしいことも、事実だ。

エンデヴァーは努力家で、自分にも他人にも厳しい。オールマイトを超えるために、強くなるためにずっと、ずっと、頑張ってきたのだ。

それに、薄々気づいていたが、対人関係は上手くいってなかったのだろう。彼はとっても不器用なのだ。ファンサなんてしたら、エンデヴァーじゃない。

エンデヴァーガチ勢として、彼をずっと追いかけて来たから、分かる。

私は、みんなを守る｢ヒーロー｣としてのエンデヴァーに、憧れた。

轟くんの父親としての、エンデヴァーでは無い。

エンデヴァーは一人だけなのは分かっているが、私は轟くんが言っていた事実を知っても、エンデヴァーのことを嫌いになんかなれなかった。

ファンは盲目なのだろう、どうしても、彼が非情だと分かってしまっても、エンデヴァーの隣に立つことを諦められなかった。

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