エンデヴァーガチ勢な女の子の話【轟焦凍】 (ページ28)

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27 学食でいじられるページ28

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昼休み、私は轟くんに奢るために、彼と、緑谷くんに飯田くん、そしてお茶子ちゃんと一緒に、学食に来た。

自分の食べたい料理を注文し、受け取って席に座る。

「それにしても、Aちゃんが轟くんとご飯って珍しくない？」

隣に座ったお茶子ちゃんが話しかけてきた。

『う、ちょっと事情がありまして……。』

ちらっと、目の前にいる轟くんの方を見ると、呑気にそばを啜っていた。美味しそうに食べるなぁ。

「こいつ、朝ジョギングで調子乗って、足つったんだ。」

『何も言い返せない……。』

「それで、その時介抱したから、お礼で奢ってもらった。」

「えっ足つっちゃったんだ…痛くなかった？」

『めっちゃ痛かったけど、今はもう大丈夫！』

「朝から2人ともジョギングとは、偉いな！」

「僕、必殺技の特訓してたから、その時見かけたよ。」

轟くんの隣でご飯を食べている、飯田くんと緑谷くんがそう言ってきた。

『えっ！み、見てたの……？』

「う、うん。温水さん、轟くんに運ばれてたよね？」

「えっ何それデクくんその話詳しくっ！」

「轟くんと温水くんは、授業でもそんなことをしていたよな？」

『わーーーっ！！緑谷くん、それ以上言ったら凍死させるよ……？』

「えっ僕！？」

「うるせぇ。横抱きにして運んで、マッサージしただけだ。……運んでる時、必死に首にしがみつかれて、少しびっくりした。」

「えっ、Aちゃん大胆やんっ！」

『あの時は痛くて必死だったから！気づかなかっただけで！凄い恥ずかしいんで！これ以上言うのは！やめてください！！』

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