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21 side轟焦凍 ページ22
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みんなの所にいる方に戻る前に、あいつは頭突きをかまして俺の腕から逃げていった。
その顔は真っ赤で、リンゴみてぇだなと思った。
体育祭の時も思ったが、温水とタッグを組めば、俺は永遠に氷塊を出していられる。
でも、あいつは多分俺が右側の個性しか使わないことを嫌がるだろう。
体育祭で、温水からも、緑谷からも、自分の個性だって言われて、少しづつではあるが、この忌々しい炎を受け入れることが出来てきた。
そして、体育祭からずっと、温水のことが気になってしまう自分がいた。
なんでかは分からねぇけど、
あいつにクソ親父よりかっこいいって、言われたかった。
あいつが親父のことかっこいいって思ってるのが、なんかムカつく。
このモヤモヤは何なんだろうか。
分からねぇ。
……あいつの太もも、柔らかかったな。
赤くなった顔も、見て悪い気分にはならねぇ。
この感情は、何だ。
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作者名：いるか | 作成日時：2020年6月17日 16時
