エンデヴァーガチ勢な女の子の話【轟焦凍】 (ページ37)

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36 ホークスさんに恋愛相談ページ37

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『うぅ～ん、自惚れだったら恥ずかしいんですけど、少しでも好かれてるんですかね？』

「いやそれ絶対焦凍くん好きじゃん。マイルディちゃんはどう思ってるの？」

『今までに、恋愛的な意味で好きになったこと、本当に無くて、よく分からないんですよね……。』

「本当に、エンデヴァーさん一筋だったんだね。」

『そうなんですよ！自分の好みは、エンデヴァーみたいに筋肉が凄くて、漢の中の漢！って感じな人だと思ってるんですけどっ。』

「女子高校生なのに変わってるねぇ。じゃあ焦凍くんにドキってすることはあるの？」

『……顔が良いから、多少あります。』

「一緒に話してて楽しい？」

『うーん、ムカつくことの方が多いかも……。』

「ムカつくって！焦凍くんとの最近のエピソードは？」

『最近ですか？……あっ！轟くん、学食で冷たいそばばっかり食べるから、こっそりお汁のお椀に触って、個性で温かいそばにしてやったんですよ～！その時の顔、すんごい面白く、て』

ホークスさんが、見据えたような目をしてこっちを見ている。

「焦凍くんの話してるマイルディちゃん、凄い楽しそうだけど？」

『わ、悪い大人ーーーーっ！認めればいいんですか！多分好きですよ！もう！』

「おぉ！なら焦凍くんのどこが一番好きなの？」

『…………手、です。』

ボソッと呟いた。

「え、なんて？」

『大きくて、優しい手ですっ！』

他にも良いなって思う所はたくさんあるけれど、氷を出したり、炎を出したりして守ってくれる、あのかっこいい手が一番印象的だった。

「マイルディちゃん顔真っ赤～！」

『……ホークスさんが録り逃したエンデヴァー密着番組のダビング、あげませんよ？』

「ごめんって！それだけはご勘弁をっ！」

この後は仲良く書類を片付けながら、推しの近況報告をし合った。

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