魚恋

【Masai×Silk】(１) ページ8

Slk_said

俺とマサイは二年前から付き合い始めて
同棲をしている。



最近、マサイのことが分からない。

付き合いたての時は確かに好きだった。

優しくて、かっこよくて
顔をクシャクシャにする笑顔が大好きだった。


……今は、お互い仕事ばっかりで
2人きりの時間も週に2、3日あるかないかで、

LINEなんて送っても１週間は未読のまま。

『なんで見てくれなんだよ』って言えば、

「ごめん」「忘れてた」「次は見るから」

ってそんなことばっかりいって、

結局次も、その次も見ない。


忙しいのは分かってるけど、、。


でもやっぱり、悲しい。


辛い。


マサイは俺のことをどう思っているんだろうか？


会うたびに言ってくれる

『好きだよ』も今では嘘にしか聞こえない。


何度、1人で泣きながら夜を過ごしたことか、


きっと、そんなこと言ってもマサイには
何も伝わらない。


今の俺は、本当に
マサイのことが好きなのだろうか。


何度自問自答しても出てこないこの答え。



『はああぁぁぁ』



今日も大きなため息をつく。


『マサイ、いつになったら帰ってくるんだよ』

「今日は早く帰るから」と言ったマサイに
少し期待をしてみたがやっぱり嘘みたいだ。


『もういい、、寝る。』

俺はマサイと二人で買ったダブルベッドの中に
ひとり、寂しく入って眠ることにした。


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