魚恋

(２) ページ6

msi_said


『って言う、夢を見たんだよなぁ』


俺が昨日見た夢の内容を話すと、シルクは
半泣き状態になりながら、

シ「俺は絶対にマサイを死なせないし
死んでもずっと隣にいる。

勝手に死なせないから、安心しろ」


((ぎゅっ))



そう言って抱きしめてくれた。


かすかに手が震えているのは、
きっと、夢が怖かったからだろう。



でも、このハグは夢とは違う、

シルクの温かさが感じられる、
優しくて幸せなハグだった。



シ「マサイ、愛してる。」


普段はくさいからやだ、とか言って
言わないようなセリフを言うシルク。


照れてるシルクと目が合って、
なんだか面白くってて二人で笑った。


そして、俺も



『俺も。愛してるよ、シルク。』



なんて、俺なりに頑張って勇気をして
シルクにちっさい声で伝えると、



『可愛い』なんて言われて、
ひとつ、朝の甘い口付けがおちてきた。



＿＿こんな幸せがいつまでも続きますように。

ｰfinｰ

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