41.好奇心の時間 ページ41
『うーん！いいお湯だったね〜！』
温泉から上がって浴衣に着替える。
「ね！ほんと気持ち良かった〜！…それにしても…」
カエデちゃんがキッと私の胸を睨む。
「羨ましい…！」
私もAちゃん位胸が欲しい…！！と自分の胸を見ながら言うカエデちゃん。
『あ、それなら』
良い方法あるんだけど、そう言うとカエデちゃんの目が輝いた。
べらぼうに可愛いな、おい
「え！なになに教えて！」
『それはね〜、』
カエデちゃんの胸に手を当てて、言った。
ーー揉んだら大きくなるらしいよ？
「ふにゃぁあ！！Aちゃんやめて〜！！」
『うりうり〜！お姉さんが大きくしてあげるよ〜！』
数分後にカエデちゃんがぐったりとして座り込んだ。
どうやら力が抜けたらしい。
『ごめんごめん、カエデちゃんが可愛すぎてついやり過ぎちゃった』
座り込んだカエデちゃんをお姫様抱っこで大部屋まで連れて行き、布団に寝かす。
先程と状況が変わらず、カエデちゃんは目を回したまままだダウンしていた。
「あ〜！A良いところにきた！」
中村さんの酷く楽しげな声に嫌な予感がする…。
「Aって好きな人いないの？」
やっぱり修学旅行といったらコレだよね…
恋バナ。
鉄板ネタなのは分かるけど、どうして私に聞きたがる！！？
『やだなー、中村ちゃん
私、好きな人なんていないよ〜』
笑顔で手を振って否定をする。
絶対に、この感情はバレたらいけない。
私が家族である赤羽業を好きであることがバレてしまったら、それだけで…
考えただけでもゾッとする。
『そういう中村ちゃんはどうなの？好きな人いないの？』
これ以上耐えられなくなる前に話をすり替える。
中村ちゃんも私の言葉に否定して、次は有希子ちゃんに話題が移った。
有希子ちゃんには少々申し訳ないが、これでいいのだ。
もし、ここでバレてしまったら今までの努力が水の泡になる。
何だか居心地が悪くなってそろり、とその場から抜け出そうとすれば足に誰かの腕が当たった。
『あ、ごめん』
足元を見れば狭間さん。
「いいわよ、別に」
あ、そういえば…狭間さんがそう言葉を続け、何だと耳を近付ければ「アンタ、カルマのこと好きでしょ？」
『え、』
頭が真っ白になる。
『な、なな、何のこと…そ、んなわけないじゃん』
「赤羽って嘘つくの苦手なのね」
意外だわ、と冷静に呟く狭間さんとは対照的に酷く混乱している私。
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雪飴(プロフ) - りつ@鉛筆さん» ありがとうございますぅぅ！！！！！更新しないと…とは思ってるんですが、最近出来てなかったので今日こそは更新します！！更新分も読んでいただけると嬉しいです！！でも、いつも更新が夜中になっちゃうので結局今日というより、明日になっちゃうんですけど……(^^; (2020年3月31日 12時) (
レス) id: 5a5d675a95 (このIDを非表示/違反報告)
りつ@鉛筆(プロフ) - これ…好きやわ（確信） (2020年3月31日 11時) (レス) id: 026de477cb (このIDを非表示/違反報告)
雪飴(プロフ) - コメントありがとうございます！！頑張ります！！ (2020年3月22日 20時) (レス) id: 5a5d675a95 (このIDを非表示/違反報告)
無花果(アル,スト,刀剣,第五,ヒプ好き,��)(プロフ) - とてもストーリーがタイプで好きです！！頑張ってくださいね！ (2020年3月22日 20時) (レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)
雪飴(プロフ) - いつでもコメント受け付けてます！コメントくれると嬉しいな（はーと） (2020年3月22日 6時) (レス) id: 5a5d675a95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪飴 | 作成日時：2020年2月29日 17時
