今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:12,217 hit
小|中|大
8 ページ9
部屋を出ようとすると、すごく着飾っている女の人とすれ違った
王女様だろうか。
王女「そらる様、今晩も一緒にゆっくりと過ごしたいですわ」
そ「あ、ああ」
王女「ところでさっきの使用人はどなた?
なぜ使用人なんかを」
どくん、と心臓が激しく鳴った
たぶんこの人は王女様で、そらる様の婚約者
当たり前だ、使用人である私が好かれるはずもない
勘違いしていた、好かれていると。
たとえ好かれていても使用人と王子、結ばれるはずもない
そう考えていると視界が歪んで見えてきた
目頭が熱い
ああ、好きなんだ
初めて気がついた
優しいとこ、かまちょなとこ、低い声、白い肌、それとは対照的な真っ黒の髪の毛
全部が
こんな世の中で、、そらる様だって殺されてしまうかもしれないのに、いつまでも優しいままではないかもしれないのに
そう言い聞かせても一晩中涙は止まらなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
79人がお気に入り
79人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆめたん | 作成日時:2021年9月7日 18時