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それからまふゆ様の部屋に招かれた
私みたいな身分が本来立ち入ってはならない気がするんだけど笑
ま「そっか、君何も知らないんだね。じゃあ僕が教えてあげる
まずそらるについて、この人は〜〜〜〜」
しっかりと真剣に話を聞いていたつもりだが、最後の話を聞いて内容は全て吹き飛んだ
ま「そらるは近づかないほうがいい。性別関係なく気に入らない人はすぐに殺しちゃうから
絶対に気をつけて」
そらる、殺される、、、、
この話の真偽は確かではないけど、近づかないことに越したことはないだろう。。。
ま「ねえ。」
また声が低くなる。
ま「子供」
「はい??」
急に飛び出した単語に耳を疑う
子供、子供、、、、子供も殺しちゃうような人なんだろうか、、、
ま「早く、脱がないの?」
最悪の事態だ、そういうことらしい
頭が追いつかない、どういうこと??
脳内をはてなが埋め尽くす
一旦整理しよう、まず話しかけられ、他の王子の説明をされ、そして子供!!??!
「え、それはどのような意味で、、、?」
ま「僕はイケメンだし、君は別にブサイクではない」
ああそうですか、素直に褒めてくれればいいのに
ま「僕はどんな手を使ってでも次の皇帝の座をもらう。今子供作っておけば次期女王の座を取れるよ」
女王、女王、、、
頭の中でその言葉を反芻する
なりたくない、そんなもの。この人が皇帝になるっていう保証なんてないんだから動きづらくなるだけだ
「いえ、結構です。」
ま「ふーん、あっそ。じゃあいいや、バイバイ」
白けたような顔をして私は追い出された
え、私もしかして居場所失った!?
そしてそこで目が合ってしまったのは、一番会いたくない人、
そらる皇子だった
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作者名:ゆめたん | 作成日時:2021年9月7日 18時