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「ただいま戻りました」
部屋にいる志麻様に結果を報告した。
し「いやぁー、十分や!よくがんばったなぁ」
と、まるでわたしの兄であるかのように振る舞っている
いやぁ〜よしよし、とわたしを抱きしめ頭を撫でる
不意に志麻様は首筋らへんの匂いを嗅いだ
「っ、」
それがくすぐったくて肩が跳ねてしまう
し「うらさんと、なんかした?」
「い、いえ特に何も」
浦田様としたこととか本当に何もない
し「浦田さんの匂いする、Aはおれのや。誰にも触られんなやあほ」
耳元で響く低い声に体が反応する
志麻様の体が迫ってきて壁まで追い詰められる
ぎゅっと恋人繋ぎをされ、その手を壁に押し付けられ、そのままキスをされてしまう
よくわかんなくて、怖くて、涙が滲む
強引に口を開かされ、舌が入ってきたんだとおもう、変なのを感じた
顔が熱い、そして全く関係ない下半身まで熱く感じてしまう
なんで、なんでなんで…
随分長い時間に感じた。志麻様の手がわたしの手を離れると、わたしを支えていたものがなくなり、そのままぺたんと床に座り込んでしまった
しばらく足に力が入らなかった
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志麻side
あーもうまじでめちゃくちゃにしてやりたい
快楽に溺れてるAちゃんを眺めたい(変態)
そう思ってしまうほどに、さっきのキスは刺激的だった
慣れているはずなのに、何回もこなしてきたはずなのに、だ。
嫌がって涙目になってたのも、逆に相手を興奮させとるのに気づいていない。
指は細かったし、全く抵抗しなくてされるがまま
理解追いついてなかったんやろな、初めてなんかな
「っはぁぁぁ〜〜〜」
体内に溜まっていた息を全て吐き出した
また早く会う口実作らんとな
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作者名:ゆめたん | 作成日時:2021年9月7日 18時