色んな曜日の恋もよう。(JUMPｘJUMP)曜日シリーズ(４)

＝コーラ・５＝ ページ37

「侑李はね、従姉のお姉さんにセーラー服
　借りたんだよ。すっごく似合ってて〜
　可愛くってさ〜って、大ちゃん・・
　人の話し聞いてる？？」




俺ってば、ボーっとしてた。

「ああ、ごめん、ごめん。
　ちょっと、妄想してたや。てへへ。」


「妄想してたコト、ハッキリ素直に言うんだね・・
　大ちゃんって。・・何、妄想してたの・・？」


「いや〜〜。あん時の涼介、いや、今も可愛いけど
　ＪＫの涼介・・べらぼーに可愛かったなぁ〜って
　・・いけない事考えちゃったぜっ。テヘペロっ。」


「ふふ。それも素直に言うんだね。
　でもっ、残念でしたぁ〜〜。制服はもう
　姉さんトコにあるので、ココには
　ありませんでしたぁ〜〜。」



俺はガクゥ〜〜っと膝から崩れ落ちて

「何だよ〜〜〜。
　ちぇ〜〜。ちぇ〜〜。」



「もー。大ちゃん、ちぇーちぇー
　うるさいよっ。」

そう言いながら、テーブルに置いてある

グラスに入ったコーラを俺に渡して

「はい、大ちゃん。
　コーラ、どーぞ。」



「あ、サンキュー。」と言って

受け取りながらラグに、足を伸ばして座って



涼介も隣にペタンと座って・・

コーラを・・んぐんぐ飲んで、

「ぷはぁ。」っと、カランとグラスを鳴らして

急に・・イジイジとグラスの水滴を

指で拭いながら

「・・大ちゃんは・・。
　大ちゃんは、ＤＫのおれより・・
　ＪＫのおれが・・いいの？」



「へ？？な、なんで？？」


「だってぇ・・
　すごく残念そうにしてるから・・。」



「いやっ！！タンマっっ！！それは
　ちげぇーし。そりゃ〜ＪＫ可愛いけど
　俺が一番グッときたのは、新妻の涼介だからっ。」



「へ？？に、にぃづ・ま？？
　い、いつの話し？？なに、それ・・
　また、大ちゃんの妄想？？」


「いや、いや。違うって、
　ほら、泊まった時エプロンして
　涼介ごはんの支度してたろ？」


「あ・・ぅん。」


「っそれ。あの、エプロンの
　涼介・・たまんねぇぇ〜〜のっっ。
　はぁ〜〜。」

腕を組んで・・目を瞑ろうとする俺に



「大ちゃんっ！ちょっと、今目を瞑って
　もうそーしようとしたでしょ？！」


「てへ、バレた？」


「もぅー。
　本人がいるのに、もうそーしないでよっ！！」


「ワリィ、ワリィ。テヘへっと。
　あ・・そーだ＿＿＿＿＿＿。」

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