色んな曜日の恋もよう。(JUMPｘJUMP)曜日シリーズ(４)

＝甘口・１７＝ ページ29

「侑李ちゃん、あれはマンガ。ファンタジーなんだよ？
　作り話っ。あ〜〜そのさ、な、舐めるのも、ホントは
　そんな、楽しくないし、美味しくもないし・・
　挿れるとなったら、すごい大変だし痛いしさ・・
　それにさ・・まぁ、色々あんだって、色々っ。」


俺はもう一度大きく息を吸ってから


「だから、マンガみたいに、簡単で綺麗じゃ
　ないんだよ。・・な、侑李ちゃん。」




俺の目を見つめながら

口を尖らして

「・・でも、侑李、宏太さんのコト好きなの。
　・・大好きぃ・・。大好きだったら・・
　みんな・・するんでしょ、えっちぃ？」



「や・・まぁ、そりゃー
　その内は、すんだろーけどもぉ・・。」


「手つないで、ちゅーしたら・・
　えっちするの。・・ね、宏太さん？」


「いやー。侑李ちゃん、それをさ・・
　１日で、実践しなくても・・さ。
　そこは、こ〜さ、もっと時間を掛けて・・
　愛・・そうっ！愛を育んでからだ！！
　愛を、愛を育んでから、しょう？
　ね、侑李ちゃん。」


「愛・・？
　はぐくむぅ・・。」


「そうだよ。
　愛を育んでから、えっちすると
　きっと、今するより、もっと
　気持ちいいよ。ね、だから。」



・・・う〜〜ん。

我ながら、苦しい言い訳。



侑李ちゃんの、

あの小悪魔の涙に惑わされない様に

俺は必死に説得する・・。




だって、今俺・・手出しちゃったら

罪悪感ハンパなさそうだっっ＿＿＿＿。



やっぱり・・もう少しお互いを知ってさ・・。

ホントに、愛を育んでからさ・・侑李ちゃん？





侑李ちゃんは、「う〜〜ん。」って

可愛らしく腕を組んで首を傾げて

考えて、コクリと頷いて



「ぅん。わかったぁ＿＿＿＿。」

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