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攻防はしばらく続いていた。どちらも折れることは無く、ひたすらに言い合う。
「だからっ、殺してよ！」
「ふふっ、いいよ、俺が殺してあげる」
勢いよく私が叫んだとき、ぐっちじゃない誰かの声が聞こえた。その瞬間、攻撃がとんでくる。何とかそれをよけた。この声は聞いたことがある。昨日の、
「あれぇ？よけられちゃった」
「コンちゃん？！」
「やっほーぐっちさん」
おどろおどろしい触手は今回ははっきりと視える。水の気をまとわせて次々と攻撃を仕掛けてきた。
「コンちゃん！何で！」
「何でって敵だから。ぐっちさんもすぐに殺せばよかったのに」
もったいないなぁと笑う彼の目は笑っていなかった。
私は戦う意志はないのでひたすらに防御するだけ。ぐっちもそうなのか守りに徹していた。しかし、元々そう言うのは得意じゃないのか時々攻撃を受けている。
どうにかしたいが、私は攻撃が出来ない、したくない。だってぐっちの仲間には手が出せないから。そう思い悩んでいると、私たちとコンタミさんの間に誰かが入り込んできた。
コンタミさんの攻撃が止まる。目の前に映ったのは見慣れた金髪だった。
「おいよさん？！」
私とぐっちの声が重なる。おいよさんはいつものように笑い、叫んだ。
「ここは任せて先に行け！」
それは所謂死亡フラグではないのか。何て考えていると手を引かれる。ぐっちにつられるがまま私たちはその場を去った。最期に見たおいよさんは笑っていた。
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「どういうつもり？」
「ごめんコンタミさん。俺は彼奴を守りたいんだ」
「……でもぐっちさんに殺してほしいって頼んでたよ」
「知ってる。だって、彼奴はずっと前からそれが願いだったから」
「え、何それ」
「彼奴に何があったのかは知らないけど、最期の願いくらいは叶えてやりたいんだ」
そう言う天邪鬼は泣きながら不器用に笑っていた。
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ペリドット(プロフ) - すいみん。さん» わー！ありがとうございます！フフッ、ラストまでよろしくお願いします。応援ありがとうございます！ (2021年9月19日 1時) (
レス) id: 3df4378748 (このIDを非表示/違反報告)
すいみん。(プロフ) - もうべちょべちょに泣きました…。めちゃくちゃ好きです、妖パロ…いいです…。とても…。次回の更新も楽しみにしております、無理せず頑張ってください! (2021年9月19日 1時) (レス) id: 89ac922806 (このIDを非表示/違反報告)
ペリドット(プロフ) - ズイさん» 誤字指摘ありがとうございます……黒髪黒目ですねぇ…… (2021年7月28日 16時) (レス) id: 3df4378748 (このIDを非表示/違反報告)
ズイ - 夢主のプロフィールで‘‘黒髪黒髪``と、2回繰り返されているんですけどあっているのでしょうか？ (2021年7月21日 14時) (レス) id: a75775cd99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペリドット | 作成日時：2021年5月6日 19時
