30話 ページ30
「やあ、またお目覚めだね」
「僕の笛、返してよ」
「いやいや、返せないなァ……だって、君はその小汚ない少年と少女ばかりをひいきするじゃないか……この僕を!ゴールへ導いてくれたら返そうか。ね!」
「僕の笛、返してよ」
「力ずくで奪ってみろよ。笛なしじゃ何もできないなら、こっちだって君になんか用はないんだよ……」
領主とアラジンの間で繰り広げられる会話。
アラジンはなかなか返すと言わない領主にしびれを切らしたのか、杖を構える。
「返して!」
途端、アラジンの杖の回りにルフ達が集まりボウッと淡く光を放った。
やがてその光は大きくなり、アラジンの体全体も包み込む。
モルジアナがアラジンに蹴りを入れようと、するがそれをアラジンは杖で防ぐ。
そして、杖の先からルフの塊を出し、近くの柱を壊した。
「彼こそが……偉大なる創世の魔法使い────
────『マギ』!!」
領主は心底嬉しそうにそう叫んだ。
487人がお気に入り
「原作沿い」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
seravb1128(プロフ) - 初めまして!マギは漫画、アニメどちらとも大好きで見ています!小説もとっても面白かったです! (2016年11月22日 12時) (レス) id: 311793e34a (このIDを非表示/違反報告)
タカの鳥(プロフ) - 中学生なのに暇人さん» よ.宜しくお願いします!!!!!!!!!!!!! (2015年5月9日 22時) (レス) id: 246847fbfb (このIDを非表示/違反報告)
中学生なのに暇人(プロフ) - タカの鳥さん» そう言ってもらえて嬉しいです!分かりました、読ませていただきます! (2015年5月9日 22時) (レス) id: 67102bbaea (このIDを非表示/違反報告)
タカの鳥(プロフ) - マギ凄く好きなので毎回楽しく読ませて貰ってます!私初めて小説を書いたんですが読んでいただけませんか? (2015年2月27日 18時) (レス) id: 246847fbfb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:中学生なのに暇人 | 作成日時:2014年2月1日 23時