色々なknさん企画【w.r.w.r.d!】 (ページ37)

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☆*。

…しくじった、と思った。

目の前には氷のように冷ややかな瞳をした金髪の男。

そんな彼から発せられるのは、普段聞くような底なしに明るい声ではなくて、私を氷付けんとした絶対零度の声。

思わずじり、と後ずさった私を追い詰めるように、彼は私の部屋の中に入ってきて、後ろ手で扉の鍵を閉めた。

『…コネシマ…』
「何しとんねんって聞いとるんやけど」

私の肩に担がれた荷物にちらりと目をやり、彼は再び私に向き直る。

その冷たすぎる威圧感に、私はひゅっと喉を鳴らした。

『…そ、れは…』
「なんで荷物まとめとんの？あと少しで会議やで？」
『い、行かなきゃ行けないところがある、から…』
「ほーん。…会議よりも大事なとこ？どこやねん。言ってみいや」
『あの、それは、』
「ほら、どしたん？言えんの？」
『…っ、』

先程から全く高さの変わらぬ声色。
私の首を閉めていくような尋問。

彼から言葉が紡がれる度に、私の息はだんだん荒くなっていく。

…バレた。
殺されるかもしれない。

それを実感してしまった私は、得体の知れない恐怖にかられ、ガタガタと体をふるわせた。

「………まぁ、全部知っとるんやけどね」
『……………………えっ、？』

しかし、次に彼が発した言葉に、私の周りの時間が止まった。

―――息を、飲んだ。

…彼は今、なんと言った？