78話 ページ38
翌日、合宿二日目。
AM5:30。
相澤｢お早う諸君。｣
久々によく寝た気がする。
おかげで目覚めが良いが、皆はまだ眠そうにしていた。
相澤｢本日から本格的に強化合宿を始める。今合宿の目的は全員の強化及びそれによる"仮免"の取得。｣
仮免…？
相澤｢具体的になりつつある敵意に立ち向かう為の準備だ。心して臨むように。というわけで爆豪。こいつを投げてみろ。｣
相澤先生はそう言って爆豪君にボールのようなものを投げ渡す。
爆豪｢これ…体力テストの…｣
瀬呂｢入学式欠席にして俺ら個性ありの体力テストやったんだよ。｣
『なるほど。ありがとうございます。』
状況が把握出来てないことが顔に出ていたのか、瀬呂君が説明してくれた。
相澤｢前回の…入学直後の記録は705.2m…どんだけ伸びてるかな。｣
｢おお！成長具合か！｣
｢この三ヶ月色々濃かったからな！1kmとかいくんじゃねえの！？｣
｢いったれバクゴー！｣
爆豪｢んじゃよっこら…くたばれ！！！｣
爆豪君はそう言いながらボールを投げた。
……くたばれ…
そして相澤先生の手元にある機械がピピッと音が鳴る。
相澤｢709.6m。｣
｢｢！！？｣｣
数mしか伸びてませんね。
｢あれ…？思ったより…｣
相澤｢約三ヶ月間、様々な経験を経て確かに君らは成長している。だがそれはあくまで精神面や技術面。あとは多少の体力的な成長がメインで"個性"そのものは今見た通りでそこまで成長していない。だから…今日から君らの"個性"を伸ばす。死ぬ程キツイがくれぐれも…死なないように…｣
相澤先生は人差し指を立て悪い顔をしてそう言った。
…それで？
個性のない私は何をすれば良いのですかね。
ーーーーーーーーーー
相澤｢七海。｣
『はい。』
相澤｢ぶっちゃけ七海の限界を俺は把握していない。だから俺はお前に何をやらせるかすらわかっていない。俺より圧倒的に強いのもあってな。｣
まあそうでしょうね。
『私の事はお気になさらず。自分でやらなくてはいけないことは決まってます。一応皆から離れ遠くの方でやりますので、集合の時は電話ください。念の為、あまり近づかないようにお願いします。』
相澤｢お、おう…｣
私はそう言って森の奥に行く。
私がやらなくてはいけないこと。
『領域展開の習得。』
兄さんは結界術は苦手で、領域展開の習得には至らなかったが、私はやらなくてはいけない。
じゃないと、隣には並べない。
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ディズニー☆ - この作品とても読んでいて楽しかったです！続きが楽しみです！ (2022年1月21日 18時) (
レス) @page49 id: dc0aeecdb4 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 更新されてて嬉しかったです！これからも無理ない程度に頑張ってください！ (2021年12月7日 15時) (レス) id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 続編おめでとございます！毎日ワクワクしながら読んでおります！これからも無理ない程度に頑張ってください！ (2021年9月21日 16時) (レス) @page10 id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - 続編おめでとうございます！前作から拝見していたのですが、とても面白くて更新が楽しみになっております。応援してます！頑張ってください！ (2021年9月19日 11時) (レス) id: d99c906f1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーー | 作成日時：2021年9月19日 11時
