71話 ページ31
『どうかしたのですか。釘崎さん。』
私の腕を引っ張る釘崎さんにそう聞いた。
明らかに機嫌が悪くなっている。
釘崎｢私ヒーロー嫌いなのよね。｣
『ですがこの前オールマイトのサインが欲しいとか…』
釘崎｢だって高く売れるじゃない？｣
『ああ……』
どうやら釘崎さんはヒーローが嫌いらしい。
だからあの場にいたくなかったのだろう。
呪術師の中にヒーローが嫌いな人は何人もいる。
きっとその内の1人だ。
釘崎｢何がヒーローよ。呪い製造機が。｣
『…一理ありますね。』
釘崎｢ヒーロー名乗るなら呪いくらい減らしてみろよバーカ。｣
『…そうですね。』
釘崎さんがヒーローが嫌いな理由。
なんとなく理解出来た。
あの後、ショッピングモールにヴィランが出たらしく、ショッピングモールは一時的に閉鎖された。
幸い怪我人はいなかったらしい。
釘崎｢帰りましょ。｣
釘崎さんはそう言い、私達は高専へ戻った。
『呪い製造機、か。』
自室のベッドの上でそう呟いた。
釘崎さんの言葉が頭から離れない。
まさにその通りだと思っている。
何が、ヒーロー…
ダメだ。
なんか、これ以上考えたらいけない考えが出てきそうだ。
大丈夫。
気にするな。
私はそのまま目を閉じた。
ーーーーーーーーーー
私はあの後眠ってしまったらしく、気づけば20時頃になっていた。
私は部屋を出て寮のキッチンに向かう。
五条｢わっ！！｣
後ろから肩を掴まれ、五条先生に驚かされる。
五条先生を睨むとごめんごめんと雑に頭を撫でられる。
五条｢A。大丈夫？｣
『…何がです？』
五条｢いや！何でもない！それより、"アイツ"どう？｣
アイツ、というのは訳あって手懐けさせてる呪霊だ。
これがまた少し難しいのだが…
『もう慣れてきてます。問題ないかと。』
五条｢お、ホント？｣
『ええ…五条先生の方は？』
五条｢問題ないよ。にしても良かったの？このことでかなり上から目ェ付けられちゃうけど。｣
『…大丈夫です。』
五条｢ま、何かあったらこの五条先生に相談しなさい！｣
『はぁ。』
五条｢はぁ、て。｣
少し頼もしかった、なんて言ったら五条先生調子に乗るので言わない。
五条｢あ、これ七海から。｣
五条先生はそう言って私に紙袋を渡してきた。
『兄さんから…？』
紙袋を開けるとそこには呪具が入っていた。
『…兄さん愛してる…』
五条｢良かったね。｣
買わずに済んだ…
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ディズニー☆ - この作品とても読んでいて楽しかったです！続きが楽しみです！ (2022年1月21日 18時) (
レス) @page49 id: dc0aeecdb4 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 更新されてて嬉しかったです！これからも無理ない程度に頑張ってください！ (2021年12月7日 15時) (レス) id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 続編おめでとございます！毎日ワクワクしながら読んでおります！これからも無理ない程度に頑張ってください！ (2021年9月21日 16時) (レス) @page10 id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - 続編おめでとうございます！前作から拝見していたのですが、とても面白くて更新が楽しみになっております。応援してます！頑張ってください！ (2021年9月19日 11時) (レス) id: d99c906f1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーー | 作成日時：2021年9月19日 11時
