57話 ページ17
放課後。
切島｢伏黒！この後暇か！？少し付き合って欲しい事があるんだけど…！｣
伏黒｢？別にいいが…｣
切島｢よっしゃ！お前ら伏黒良いってよー！｣
伏黒｢？何の話だ？｣
上鳴｢今日でお別れだからお別れ会的な！？｣
芦戸｢カラオケ行こー！｣
伏黒｢え、あ、俺用事思い出し……｣
『今日は何も無いからって言ってませんでした？』
伏黒｢七海…！｣
葉隠｢Aちゃんも行く！？｣
『いえ、私はこの後行かなくちゃ行けない所があるので。』
瀬呂｢嘘じゃねーだろうなー？｣
『本当ですよ。』
伏黒｢……お前後で覚えてろよ。｣
『では楽しんで。』
私はそれだけ言って伏黒君を見捨て教室を去った。
相澤｢気をつけろよ。｣
『はい。さようなら、先生。』
帰り際に相澤先生に言われ、私は軽く頭を下げ雄英を離れ報告があった場所に向かう。
とある路地裏。
路地裏ってだけで皆怪しいと思ったり、怖がったりでここもまあ呪霊が多い。
歩いていると、ピチャリ、と液体みたいなのを踏んだ。
『……血？』
すると後ろから殺意を感じ、振り返るとナイフを振りかざす女の子がいた。
私は咄嗟にその場にしゃがみ、その子の脚を蹴り転ばす。
｢わっ！？｣
少し手荒だが、転んだ彼女のナイフを持った方の手首を踏んづけ、ナイフから手を離させる。
｢いたいです〜！｣
『動かないでください。私も"なるべく"手荒な真似はしたくないんです。』
すると彼女は大人しくなった。
…呪力は感じない。となるとただのヴィランだろうか。
『貴女名前は？』
｢まずは自分から名乗るべきでは？｣
私は彼女の手首をグリッ、と踏みつける。
｢いっ！！｣
『もう一度聞きます。貴女、名前は？』
トガ｢っ、トガです！トガヒミコ！｣
『トガヒミコさん。何故こんなところに？』
トガ｢警察から逃げるためです！｣
どうやらトガさんは私の質問に素直に答えるようにしたらしい。
賢明な判断ですね。
『そこで倒れてる男性と面識は？』
トガ｢ありません。血が欲しかったので殺しました。｣
血が欲しかった、か…
『…トガさん、個性は？』
トガ｢私ばかり質問攻め嫌です！貴方のこと知りたい！｣
『答えなさい。』
トガ｢むぅ〜！｣
私は折り畳みナイフを取り出し彼女の首元に寄せる。
『答えなさい。』
声を低くしそう言うと彼女は口を動かした。
トガ｢相手の血液を摂取し、その相手の姿になれます。｣
…なるほど。
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ディズニー☆ - この作品とても読んでいて楽しかったです！続きが楽しみです！ (2022年1月21日 18時) (
レス) @page49 id: dc0aeecdb4 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 更新されてて嬉しかったです！これからも無理ない程度に頑張ってください！ (2021年12月7日 15時) (レス) id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 続編おめでとございます！毎日ワクワクしながら読んでおります！これからも無理ない程度に頑張ってください！ (2021年9月21日 16時) (レス) @page10 id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - 続編おめでとうございます！前作から拝見していたのですが、とても面白くて更新が楽しみになっております。応援してます！頑張ってください！ (2021年9月19日 11時) (レス) id: d99c906f1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーー | 作成日時：2021年9月19日 11時
