33話 ページ34
伏黒君に起こされ、順位を確認したところ、私達は43位と44位だった。
『伏黒君筋トレ増やしましょう。さすがに遅すぎます。40人以上に抜かされているとは…』
伏黒｢クソッ…｣
葉隠｢ねぇねぇ！何で伏黒君Aちゃんおぶってたの？｣
『筋トレです。伏黒君の。』
あえてハンデとは言わなかった。
ハンデと言ったら皆は嫌な思いをするだろうから。
葉隠｢伏黒君ヒョロいもんね！｣
伏黒｢ヴッ……｣
葉隠さんの悪意のない一言が伏黒君の心を突き刺した。
『伏黒君、葉隠さんに悪気はありませんから…』
伏黒｢だから余計傷つくんだろうが…！｣
葉隠｢でもAちゃんは軽そう！｣
伏黒｢いやめっちゃ重いぞ。｣
言い方…
耳郎｢伏黒最低。｣
『いえ、事実ですから。私が重いのは筋肉のせいなので。』
葉隠｢でも女の子に対して重いはないよ！｣
耳郎｢ないね。｣
伏黒｢俺が悪いのかコレ。｣
私は気にしないから全然良いんですけどね。
上鳴｢でもよ！七海見た目ヒョロいよな！｣
耳郎｢うわ。｣
葉隠｢上鳴君知らないの！？Aちゃん筋肉凄いんだよ〜！｣
伏黒｢七海の筋肉ナメんなよ。｣
上鳴｢伏黒は何なの。｣
『伏黒君より筋肉はありますよ。まだまだ全然ですが…』
そう言ってジャージを捲り、少し腹筋を見せる。
『こう見えてちゃんと割れてますよ腹筋。』
すると皆は何故か顔を真っ赤にさせていた。
葉隠｢Rついちゃう〜！！｣
耳郎｢気軽に見せるな！！｣
葉隠さんと耳郎さんに捲ってた服を下ろされた。
Rがつくとは？
上鳴｢何かに目覚めそう…！｣
伏黒｢今すぐ記憶を忘れろ。｣
上鳴｢アイツの雄々しいの何！？絶対女にモテるタイプ！｣
伏黒｢知らねえよこっちが聞きたい。｣
私は雄々しいのか？
分からない。
耳郎｢七海はウチが守らなきゃ…！！｣
葉隠｢謎の使命感…！！｣
こちらも分からない。
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢予選通過は上位44名！！！残念ながら落ちちゃった人も安心しなさい！まだ見せ場は用意されてるわ！！｣
予選通過ギリギリじゃないですか…
まぁ私は別に出なくて良かったのですが…
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢そして次からいよいよ本選よ！！
ここからは取材陣も白熱してくるよ！キバリなさい！！！｣
目立つのは嫌いなんですが…程々にやって次の種目から出ないようにしよう。
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小豆(プロフ) - この作品に出会ってからガチめに7回くらい読み直してます 読み終わったーと思ってもしばらくしたらまた読みたくなって戻ってきてしまいます ナナミンと妹ちゃんの関係が尊い! (4月3日 23時) (
レス) id: c4283ec22a (このIDを非表示/違反報告)
akira(プロフ) - コメント失礼します…設定見た瞬間に秒でお気に入り登録して、イッキ見です。すっっごい面白くて最高です、応援してますッッッ！！ (2022年2月26日 21時) (レス) @page1 id: b38b8bc088 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - 尾白くんｯｯｯ！！！またもや瞬殺.....ちょっとかわいそうになってきたwwwwww (2022年1月4日 17時) (レス) @page8 id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
イヴェル - 読み始めて早々耳郎ちゃんの言ってたことがわかりみがマリアナ海溝すぎた。なにこれウケる。えっ……ちだよね取り敢えずナナミン愛してる妹ちゃんも今愛した。 (2021年9月6日 23時) (レス) id: 1cd0c51a72 (このIDを非表示/違反報告)
おこと - とても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2021年8月28日 21時) (レス) id: bff8d73ccb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーー | 作成日時：2021年8月21日 1時
