26話 ページ27
相澤｢七海。怪我は大丈夫か。｣
『あ、はい。大丈夫です。大袈裟なんですよ、この包帯…そんなことより相澤先生は大丈夫なんですか？』
相澤｢俺のこれも大袈裟すぎんだ。何ともないよ。｣
『…そうですか。』
絶対に、無理をしている。
私が、あの時離さなければ。
あそこから離れなければ…
伏黒｢おい七海。｣
『！何ですか？』
伏黒｢お前今朝から変だぞ。｣
相澤｢？｣
『別に、いつも通り…』
伏黒｢いつものお前ならそんな顔しねぇだろ。｣
私、今、どんな顔をしている？
伏黒｢今朝蛙吹の手を振り払ったのも、いつもの七海ならしない。明らかにおかしかった。
相澤先生が教室に来てからずっと眉間にしわ寄ってんだよ。｣
伏黒君が私の眉間に触れた。
無意識だった。
伏黒君の手を叩き落とす。
相澤｢七海。何か困ってるなら言ってくれ。｣
『困ってないので、大丈夫です。』
相澤｢だが…｣
『貴方達には関係ないので。』
相澤｢関係ある。お前は俺の生徒だ。生徒が困ってるなら寄り添ってやるのが教師の役目だ。｣
『ッ…！』
ヒーローというのは凄いなと、相澤先生で何度も思い知らされる。
私まで、生徒だと思ってくれているのか。
『……相澤先生は、私がした事、知ってますか？』
相澤｢…その話を、今から校長先生と一緒に聞く。｣
『…分かりました。』
私達は止まっていた足を動かし校長室に向かった。
ーーーーーーーーーー
根津｢校長の根津さ。初めましてだね。七海君、伏黒君。｣
…ネズミ……
え？校長？
え、てか何で話せて…
あ、でもパンダ先輩も話せるもんな。
あんまり深く考えない方が良い。
『初めまして。七海Aと申します。』
伏黒｢伏黒恵です。｣
根津｢そんな緊張しないで！ささ、座って。｣
『…失礼します。』
伏黒｢失礼します。｣
私達はソファーに腰掛ける。
根津｢単刀直入に言うよ。七海君。君が人を殺したのは事実かね？｣
相澤｢……………｣
やっぱり、その話ですよね。
『はい。間違いありません。』
嘘は言わない。
隠す必要もないし。
『私はその男を殺さないといけない義務がありました。だから殺しました。』
根津｢そっか…｣
『これには理由がありまして……』
すると突然校長室のドアが開いた。
夜蛾｢その続きは私から説明させてもらおう。｣
『なっ、が、学長…！？何でここに…！！』
根津｢私が呼んだのさ。｣
は？
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小豆(プロフ) - この作品に出会ってからガチめに7回くらい読み直してます 読み終わったーと思ってもしばらくしたらまた読みたくなって戻ってきてしまいます ナナミンと妹ちゃんの関係が尊い! (4月3日 23時) (
レス) id: c4283ec22a (このIDを非表示/違反報告)
akira(プロフ) - コメント失礼します…設定見た瞬間に秒でお気に入り登録して、イッキ見です。すっっごい面白くて最高です、応援してますッッッ！！ (2022年2月26日 21時) (レス) @page1 id: b38b8bc088 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - 尾白くんｯｯｯ！！！またもや瞬殺.....ちょっとかわいそうになってきたwwwwww (2022年1月4日 17時) (レス) @page8 id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
イヴェル - 読み始めて早々耳郎ちゃんの言ってたことがわかりみがマリアナ海溝すぎた。なにこれウケる。えっ……ちだよね取り敢えずナナミン愛してる妹ちゃんも今愛した。 (2021年9月6日 23時) (レス) id: 1cd0c51a72 (このIDを非表示/違反報告)
おこと - とても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2021年8月28日 21時) (レス) id: bff8d73ccb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーー | 作成日時：2021年8月21日 1時
