20話 ページ21
幻｢幻覚呪法。｣
男がそう呟くと兄さんの姿をしていた。
さっきよりも手の震えは増した。
ダメだ。私には殺せない。
違うってわかっていても、兄さんの姿をしたアイツを殺せない…！
幻｢殺さないのですか？｣
『ッ…兄さんの真似をするな…！！』
私は銃を構える。
すると突然後ろから大きな音がした。
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢ヒーローとは常にピンチをぶち壊していくもの！敵よ、こんな言葉を知ってるか！！？
Plus Ultra！！｣
オールマイトが脳無を倒した。
私も、終わらせないと。
『…ッ…兄さん……ごめん…！』
バァンッ！！！
兄さんと同じ姿をしたアイツに向かって撃った。
心臓がある、中央の左側。
私から見て右側。
幻｢…バレ…てた……から…無意味、だったな……｣
術式が解かれ、元の姿に戻っていく幻。
幻｢…ガキ……｣
幻は何かを私に向かって投げた。
幻｢用…済みだか……ら……やる、よ…｣
『…！！両面宿儺の指…！一体どこで…！？』
私は男にそう聞いたが、男が言葉を返す事は無かった。
ああ、そっか。
私が、殺したんだったな。
飯田｢1-Aクラス委員長飯田天哉！！ただいま戻りました！！！｣
もう、大丈夫か、な…
私は、よく頑張ったはず…
そう言えば、伏黒君は……
芦戸｢伏黒ッ！！！｣
瀬呂｢伏黒ォ！！！｣
ドガァァァン！！！
……え？
何が起きてる…？
私は考えるより先に体が動いていた。
爆豪｢ッおい七海…！！｣
全身痛い。
熱い。
けど…
『伏黒君！！』
まだ動けるだろ、私。
騒いでいた所に駆けつけると頭から血を流し気絶している伏黒君がいた。
そして目の前には…
『…嘘、でしょう…』
ケタケタと笑う、特級呪霊。
すると特級呪霊は私に向かって襲いかかって来た。
咄嗟に伏黒君から離れ、人のいない場所まで引き寄せる。
動け。動け。
まだ死ぬ訳にはいかない。
けど、私もそろそろしんどいんだよ。
厄介な個性持ちのヴィラン、一級術師の相手して、その後特級呪霊の相手？
私は兄さんでも、五条悟でもない。
体力にも限界が来てる。
ガクッ…
『あ……』
しまった。
足がもつれた。
倒れ…いや、やられ……
『十劃呪法！！』
咄嗟に強制的に作った弱点に向かって呪具を投げた。
｢ア"ア"ア"ア"ア"！！！｣
叫ぶ特級呪霊が私に向かって攻撃しようとしてきた。
あ、ヤバい、ダメだ……
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小豆(プロフ) - この作品に出会ってからガチめに7回くらい読み直してます 読み終わったーと思ってもしばらくしたらまた読みたくなって戻ってきてしまいます ナナミンと妹ちゃんの関係が尊い! (4月3日 23時) (
レス) id: c4283ec22a (このIDを非表示/違反報告)
akira(プロフ) - コメント失礼します…設定見た瞬間に秒でお気に入り登録して、イッキ見です。すっっごい面白くて最高です、応援してますッッッ！！ (2022年2月26日 21時) (レス) @page1 id: b38b8bc088 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - 尾白くんｯｯｯ！！！またもや瞬殺.....ちょっとかわいそうになってきたwwwwww (2022年1月4日 17時) (レス) @page8 id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
イヴェル - 読み始めて早々耳郎ちゃんの言ってたことがわかりみがマリアナ海溝すぎた。なにこれウケる。えっ……ちだよね取り敢えずナナミン愛してる妹ちゃんも今愛した。 (2021年9月6日 23時) (レス) id: 1cd0c51a72 (このIDを非表示/違反報告)
おこと - とても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2021年8月28日 21時) (レス) id: bff8d73ccb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーー | 作成日時：2021年8月21日 1時
