ポーカーフェイス (ページ10)

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第八話ページ10

(飛行試験…これが終われば位階が決まる…出来れば上の位階が欲しいから本気でいくか、)

ビューン

一番に飛び出すリガーレ。飛行が苦手であるリガーレにとってはなんとしてでも最下位は避けたい。

(よし、このまま行けばいい感じにゴールできるはずだ。誰も後ろにいない…まさか置いてかれた！？急がなければ)

「なんだあの速さは！？ウルトか…入間様はスタートで遅れてしまわれたようだが…」

「入間ちなら何とかなるよ！」

「それはそうだが」

「貴様そこで何をしている！？」

「スタートの時にね………乗ってた！」

「説明に飽きるなッ！！」

ギャーギャー

(後ろ騒がしいな…なんでアスモデウスの上にウァラクが？…何やってんだあいつら…)

そんなことを思いながらリガーレはゴールへと急いでいた。

「それではこれより位階の発表を始める」

(いや〜さっきはビックリしたなー。長連れてきたから、ビックリして表情崩れたかと思った。)

「おい、ウルト！！貴様の番だぞさっさととれ！！」

リガーレは位階袋鳥から位階の章をとる。

(4か…一年生にしてはいいほうかな。てか次入間の番じゃん。流石に今回は変なもの出ないだろ。位階袋鳥は厳粛正確。この数百年間鳴いたことすらない)

ギィエェエェッ

(鳴いたー！！！え、なんでなんで？は？厳粛正確どこいった？)

「ああっ！！まだバッジ取ってな……」

「えっ」

「…入間ちそれ…何？」

魔王予言の書

彼の者

あまねく種族を配下に収め

血の契約を結び

万物を癒し賜う

彼は異郷より舞い降りて

右手に黄金の指輪を宿す

「…え？」