ポーカーフェイス (ページ31)

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第二十九話ページ31

ザワザワ

そわそわ

そわそわ

「…貴様らもう少し落ち着け」

「だって！親が来るんですよ！」

「ドキドキするでござる！」

「うち両親来るんだ…」

「うち兄」

「私のところはお祖母様が」

「うちは…ばあやが…」

「サブノックくんは？」

「知らん」

「うちも来るよ！」

「ダディとマミーとウーちゃんとキー坊とカンとシンシンとランランと…」

「ウァラクさんって兄弟いっぱいいるんだ…」

「いやそこじゃないでしょ」

「とにかく！親の前で恥を晒さんよう準備に励めアホども。泊まり作業を行う者は申請書を出せよ！」

「「「「「ウェーイ」」」」」

「リガーレさんは？」

「私は生徒会だから会長のお手伝いをするつもり。準備はいろいろ問題が起こりがちらしいから」

「なるほどね〜頑張って〜」

「ありがとう」

「え？」

「今、リガーレちゃん…」

「ありがとうって」

「？言ったよ？」

「熱でもあるの？！」

「ちょっ誰が医務室へ」

ワイワイ

「いや、私にだってお礼ぐらい言えるが?!」

〜〜〜

ここは生徒会。準備はいろいろな申請が生徒会にまわり、忙しかった。

「会長、泊まり作業の申請書です。新たに四枚。」

「ああ、ありがとうリガーレ。どこの師団だ？」

「えっと、魔具研究師団のアミィ･キリヲ、鈴木入間、アスモデウス･アリス、ウァラク･クララの４名です。」

「そうか、判子を押しておいてくれるか？それも職員室へ申請書のコピーも回しておいてくれ」

「はい。ああ、それと先程、もう少し演劇時間を伸ばせないかと魔王師団から申請が…」

「それはリガーレに任せる。できるな？」

「！はい！」

(やった！会長から任された仕事！！期待に応えてみせるぞ！)

「会長！ゲーム師団の体験型ゲームですが、少し危険性が…」

「それは…」

(しっかし、大変だな。想像の倍は忙しい。しばらく家に帰れそうにないな。後で連絡入れておこう)

ピリリ

「むっ………すまないが皆、私は少し席を外す。ちょうど一段落ついたとこだし、暫くは休憩にするぞ！」

「「「「「「はい！」」」」」」

そういうとアメリは少し浮かれてるどこかへ行った。

(会長なんか嬉しそうだな…まぁ、私には関係ないか。皆さんにお茶でも入れよう)

まさか入間からの呼び出しで浮かれているとは夢にも思わないリガーレであった。