ポーカーフェイス (ページ29)

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第二十八話ページ29

(えーと、確かこの辺)

「あ、いた。入間くん大丈「君たち！フリスビーやろう！」

(アホだ)

(アホ…)

(アホなのかあの新任教師)

「信頼関係を築くのにバッチリ」

「私に…取ってこいと…？」

「さすがにそれは…」

「やらないか…」

(まあ、あのカルエゴ先生がやるわけな「やるぞ…！」
(やんの？！)

ポーン

のしのしのし

ヒョイ

ずっずっずっ

スッ…

「わぁ〜よくできましたぁ〜」

(はねあるのに飛ばないんだ…)

「さぁっどんどんいこう！」

タッチ

ダンス

追いかけっこ

(飛ぶんかい！！先生限界じゃん。歳かな？って)

「ゴシキヒワッ戻れ！！」

「「！」」

「リガーレさん？…」

「ごめん。ゴシキヒワがカルエゴ先生に襲いかかろうとしちゃって…躾がなってなくてごめんね。」

「いえ、全然大丈夫です！すぐにリガーレが止めてくれたから。」

「うん。使い魔はペットじゃない「ワァァァ」

(何？)

「もう面倒だ！直接対決といこうではないかッ！！」

「いいだろう！その馬まとめて絞め殺してくれる！！」

(よくないよくない！！何考えてんだあの馬鹿共は？)

「何やってるの！使い魔は競うものじゃ…」

「「やかましい！！」」

「ゴシキヒワ、安全な所までいこう」

「キュイ」

(さて、あいつら…カルエゴ先生がいるってのに…)

「「勝負ッ」」

「粛に」

ドゴオォ！

(ほら、アホだあいつら…)

「見ておれんな。状況を考えろこのアホども！！オイッ新任！なぜ使い魔には信頼が重要か答えろ！」

「だっだって…使い魔は相棒で…」

(違うな)

「違う。食い殺されんためだ」

「でも主人に刃向かえば処罰が…」

「誰が主人の話をした。私が言っているのは周りの話だ」

「！」

「使い魔はペットでも相棒でもない。主人が調教を怠れば脅威となる魔獣だ」

「使い魔を恐ろガキども。それが真の信頼だ。この中でその基礎の心構えがあったのは2人だけだったようだが…」

「分かったらさっさと使い魔を労れ！
今すぐ！！」

かくして使い魔交流はしきり直され

主従の親睦は少し深まり

(多分あの新任の先生、カルエゴ先生に嫌われただろうな…)

一方で先輩と後輩の溝も少し深まった

「やり直し」

(めっちゃ厳しい！)