ポーカーフェイス (ページ23)

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第二十二話ページ23

約束の日

「あ、ムルムル先生おはようございます(スカートじゃなかった…残念)」

「リガーレちゃん！おはよう。あの〜外で先生はまずいから外してもらえる？」

「わかりましたムルムルさん」

「ありがとう。」

「全然大丈夫です。早速行きましょうか。」

「うん」

(笑顔をするのは最後…ライム先生によるとそっちの方が効果的らしいし！！)

ライムが言う効果的とは異性に対してのアピールの話である。

もちろん、そんなことはリガーレは知らない。

たわいもない話をしながらリガーレたちは店に着く。

「へームルムルさんたちって寮に住んでるんですね。」

「そうなんだよ。」

「あ、ここです。」

「ここか。いいお店だね。しかし、大人っぽい店選ぶね。」

「ムルムルさんが好きそうかなって…」

「俺結構好きだよこういうお店。」

「それなら良かったです。入りましょうか。」

「うん。そうだね」

ちなみに書いてなかったので説明すると、ここはいわゆる文房具屋である。

「こんにちは〜」

「いらっしゃいませ。」

「ムルムルさん、ちょっと買いたいものがあるんですけど…」

「ん？全然いいよ〜」

「ありがとうございます」

リガーレは店の奥の方へ行き、何かを取ってきた。

「これなんですけど…」

「お、ブレスレットか、いいんじゃない？」

「これ、ムルムルさんに似合うと思って…」

「え、俺の？ありがとう。嬉しいよ。」

「いえいえそんな。ちょっとつけてみてくれませんか？」

そういうとリガーレはブレスレット(レディース)を差し出す。

「ありがとうってこれ間違ってるよ？」

「何がですか？」

「これレディースだよ。」

「はい。そうですね」

「ん？」

「え？」

お互い話が噛み合ってないことに気づく。

(もしかして…)