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「そんなの、無理に決まって」
tn「できるよ。」
できるよ。そう言った時の彼の目は、真っ直ぐだった。この人について行ったら、もしかしたら、なんてことを考えてしまった。
tn「ボクもね、正直跡取りとかやりたくないの。だからボク達一緒に逃げよう。ここから、ボク、君のこと好きかも」
「っは！？す、好き、！？」
突然ニコニコして告白してきたんですけど。この人。
tn「うん！...君の為なら死ねるよ。冗談じゃない。」
「っ！」
私の頬を優しく、滑らせるように撫でながら彼は言った。
「...本当に、連れて行ってくれるの？」
tn「うん、誰にも邪魔されないような所に行こう」
「...てって」
tn「ん？」
「私を、連れてって」
私の言葉を聞いた彼は嬉しそうに口角を上げながら
tn「おおせのままに、お嬢様」
その夜、私達は逃げ出した。令嬢の娘と、跡取り息子、という肩書きを捨てて。出会って間もない彼について行った私はかなり馬鹿で、単純なのかもしれない。けれど、あの真っ直ぐな瞳を見て、ついて行きたいと思ってしまったのだー。
10年後
『ねえマーマー』
「なぁに？」
『どうしてパパとママってそんなにラブラブなのぉー？』
「えー？なんでかなー？」
『いじわる！んー...じゃあねーパパとママってどうやってであったの？』
「...パパとママはね、」
tn「ただいま〜！」
『パパだぁ！』
「あ、パパに聞いてみな？」
『うん！パーパー！』
tn「ねえA！ボク達の馴れ初め聞かれたんだけど！？どうする！」
「話してみたら？wパパ、...テン？」
tn「お？Aのテン呼び久しぶり〜！なに、今夜のお誘い？」
「バカじゃないの！」
tn「んへへ〜」
『パパぁーはやくおしえてー！』
tn「んもう！しょうがないなぁ〜んじゃあママも混ぜて話そう！」
「え！？私も！？」
『さんせーい！』
tn「よぉし！むかーしむかし...」
ねえ、テン。私、あの時貴方の手をとってよかった。私、幸せだよ。
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irohac0802(プロフ) - ヒナさん» すみません！！2ヶ月もお時間頂いてしまって😭書きました！！読んで頂けたら嬉しいです🥹 (4月21日 18時) (
レス) @page25 id: 92bdde1f30 (このIDを非表示/違反報告)
iro(プロフ) - ヒナさん» リクエストありがとうございます！早速書いてみます☺️ (2月4日 11時) (レス) id: 3e7bbb30a2 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - ドジェジョンそれぞれの学生の話が見たいです！！ (2月4日 9時) (レス) @page22 id: f45b664552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iro | 作成日時：2023年10月15日 0時
