理科準備室の君🐶 jw ページ28
ヒナさんリクエスト JUNGWOO ver
you side
『カンA〜後でこれ、理科準備室に運んでってくれ』
「え、私1人で、？」
『理科委員だろ？頼んだぞ〜』
「こんな暑い中、あのサウナ教室に行けと、？」
『なにがサウナ室だwほれ！早くいってこーい』
仕事がないと思って入った理科委員にも、仕事はあった。しかも理科準備室に。うちの学校の怖い噂として、放課後理科準備室に一人で入るとあの世に連れて行かれるという噂がある。それを知った上で私に行けと。しかもあそこは冷房がつけられてないからめちゃ暑いとか。先生マジで許さない。
...着いてしまった。本当に嫌かも...。
「し、失礼します...」
恐る恐る扉を開ければ暑いはずの教室は妙に涼しい。おまけに暗い。幽霊が出るにはまさにここ！ってくらいの雰囲気。
「(もう無理...)」
先生に頼まれた荷物を机に置いて足早に扉へ向かう。すると視界の隅っこになにか光るものがあった。
「ん、？」
怖さよりも好奇心が勝った私はその光るものを見ようと近づいた。
「わ、綺麗...」
光るものの正体は水槽に入った魚たちだった。水槽は全部で1.2...3個もある。水槽はしっかりお手入れされているようでピカピカだった。でも、ひとつ引っかかる。
「誰が育ててるの...」
jw「なにしてるの？」
「ひゃああああ！！！ゆ、ゆーれい！！！」
ついに私も理科準備室の幽霊に連れて行かれてしまうー。お母さんお父さんさよならー。
jw「そ、そんな驚かないでよ！人間だから僕！」
「へ、？人間、？」
jw「2年のキムジョンウ、君は？」
「あ、え、？あ、カンA...2年」
jw「同い年？...てかなんでここに？人なんて来ないのに」
「理科委員で、先生に頼まれて」
jw「あー、そういうことね」
背後から急に声をかけてきた幽霊...男の子は同い年のキムジョンウというらしい。見たことないけど...
jw「うちマンモス校だし、お互い知らないよね」
「あ、うん。そだ、ね」
よく見てみるとキム君はすごく綺麗な顔をしている。まるで、王子様みたいな。
jw「魚」
「え？」
jw「魚に、興味あるの？」
「あ、その、綺麗だなあって。光って見えて」
jw「それ、僕が育ててるの。左はレインボークリスタルテトラ。ちっさくて可愛いの。水温変化に敏感なんだ。だからしっかり水温は管理しておかなきゃだめ。真ん中のはゴールデンテトラ。銀色の体が綺麗なんだ。水質管理がよくないと光らない。右のはランプアイ。この子はねー」
...すっごい喋るじゃん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 334人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
irohac0802(プロフ) - ヒナさん» すみません！！2ヶ月もお時間頂いてしまって😭書きました！！読んで頂けたら嬉しいです🥹 (4月21日 18時) (
レス) @page25 id: 92bdde1f30 (このIDを非表示/違反報告)
iro(プロフ) - ヒナさん» リクエストありがとうございます！早速書いてみます☺️ (2月4日 11時) (レス) id: 3e7bbb30a2 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - ドジェジョンそれぞれの学生の話が見たいです！！ (2月4日 9時) (レス) @page22 id: f45b664552 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：iro | 作成日時：2023年10月15日 0時
