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ナ君が指した方向を見ると、そこには鐘が。
「恋人の鐘？」
気づけばナ君は鐘の方へ向かっていた。
jm「『この鐘は自分達の力では鳴らせません。本当に愛し合っている者たちがここに立った瞬間、鐘は鳴るのです』だって」
「ふーん、恋人、か」
jm「2人で立ってみよーよー」
「え、私たち恋人じゃないよ」
jm「まーまー！急がば回れだよ！」
「それ違ー［ゴーンゴーン］...え？」
恋人でもない私たちが立っても鐘鳴るとか...インチキ
jm「Aちゃん、」
「ん？」
jm「俺たち、恋人？」
「違う、ね」
jm「じゃあ俺のこと愛してるの？」
「え？多分これがインチキなんだよ...」
jm「俺は」
「？」
jm「Aちゃんのこと、愛してるけどなぁ〜？」
「...は？」
jm「んへへ〜ナナも頑張るぞぉ〜帰ろ〜」
「あ、うん」
ん？んんん？ナ君が、私を、愛してる？、好き？え？そんな、え？、
jm「Aちゃん、」
「ひゃい！」
jm「そこ、段差。手ぇ出して？」
さっきの言葉について考えていて目の前の段差にすら気づかなかった。そこにナ君が手を差し伸べてくれた。
「っあ、」
jm「お姫様みたいだね」
「っ、」
差し伸べられた手をとれば、そのまま手を繋がれた。またドキン、とした。
私はかなりすごい人に好かれたのかもしれない。
jm side
...勢いで言ってしまった。しかも「好き」じゃなくて「愛してる」って。鈍感なAちゃんはこれでやっと気づいたかな？なにやらすごい顔をしてなにかを考えているAちゃんは目の前の段差に気づいていない。このままではAちゃんは地面とこんにちは状態に。
jm「Aちゃん、」
「ひゃい！」
...ひゃい。うん可愛いね？
jm「そこ、段差。手ぇ出して？」
「っあ、」
手を差し伸べると、少し照れくさそうにゆっくり手を合わせてきた。小さくてサラサラしてる。
jm「お姫様みたいだね」
「っ、」
今みで気づいてくれなかった仕返しとしてそんなことを言ってみれば、たちまちAちゃんの顔が赤くなっていくのがわかった。
もう一つは仕返しとして、駅まで手は離さなかった。
ナナとAちゃんが手を繋いでぇ、ぎゅーしてぇ、チューできる仲になるまであと3ヶ月。ってのはまた違うお話でね♡
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irohac0802(プロフ) - ヒナさん» すみません！！2ヶ月もお時間頂いてしまって😭書きました！！読んで頂けたら嬉しいです🥹 (4月21日 18時) (
レス) @page25 id: 92bdde1f30 (このIDを非表示/違反報告)
iro(プロフ) - ヒナさん» リクエストありがとうございます！早速書いてみます☺️ (2月4日 11時) (レス) id: 3e7bbb30a2 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - ドジェジョンそれぞれの学生の話が見たいです！！ (2月4日 9時) (レス) @page22 id: f45b664552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iro | 作成日時：2023年10月15日 0時
