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第399話 ページ10

「.....ハァ...っ」


いつしかのように、森の中を全力で駆け回る。


「あんにゃろー.....どこ行きやがった...?」


即座に立ちどまり、周囲を見渡す。


こういう時はまず...下!...じゃない。なら上!?...でも無い。


「!!」

「後ろだ」


そういうと右手をバチバチと鳴らし、チャクラで作り上げた電気の塊を私へと向ける声の主。


私は素早くそれを交わした。


「あいっかわらず容赦ないですね!カカシさん!!」

「あたりまえでしょーよ。ほら、どうした?そんなんじゃ鈴、取れないぞ」


そう言いながらカカシさんは、腰につけた鈴をチリン、と鳴らした。


「分かってますよ!こっちにだってちゃんと作戦があるんです!」


そういうと私はまた森の奥へと足を進め、相手と距離を取った。


...さて、みなさんも不思議に思っているでしょう、何故私とカカシさんがこんなことをしているのか。


簡単に言うと、これはテストだ。なんのテストかと言うと、"私がナルト達と共に任務に復帰出来るかどうか"のだ。


私が忍者としての力を失ってから今日まで、私は毎日修行を課した。


...まあそのおかげで本編のイベントは完全欠席でしたけどね!イタチ追跡任務とか.....自来也先生の死とか。


自来也先生が亡くなった時、カカシさんからその報告を聞いた。


流石に自来也先生を助けることは不可能に限りなく近いことは分かっていた為、アスマさんほど悔しいという思いは小さかったが...それでも悲しいことには変わりないし、もし助けられていたら___なんてことも考えないこともなかった。


...そうか...私が修行に熱中している間に、もうそんなに.....。


しかし丁度そんな時だった。カカシさんが今回のテストを設けてきたのは。









「___テスト?」

「そうだ。いい加減、お前の力も戻ってきただろ....そこでだ。俺がお前の今の実力をテストする。今後ナルト達と任務に参加できるかどうか判断する為にな」

「なるほど...んでそのテストって何すればいいんですか?カカシさんとタイマンとか?」

「んなわけないでしょ.....テストってのは..."コレ"だ」

「...鈴?ってことはまさか.....」

「そ。オレとお前の1対1の鈴取り勝負。お前がこの鈴をオレから奪えればテストは合格だ」

「...因みに前回みたいな奪い方は.....」

「ナシ」

「ですよねー...」









.....というわけで今回はイチャパラでの作戦は無しという、ほぼ無理ゲーな縛りを用いての鈴取り合戦となっていた。

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設定タグ:NARUTO , はたけカカシ , トリップ   
作品ジャンル:アニメ
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色葉(プロフ) - 神崎さん» ありがたいお言葉ありがとうございます!嬉しいです!!ご期待に添えられるよう精一杯頑張ります!! (2019年8月20日 20時) (レス) id: 213181a4fa (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - いつも更新楽しみにしおります!!今回もとても良いところ終わってて、続きが気になります!!更新楽しみにしております!! (2019年8月20日 14時) (レス) id: 6552b63e3d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:色葉 | 作成日時:2019年7月18日 14時

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