第397話 ページ8
「...あのねえ...とりあえず落ち着いて.....まず、私とカカシさんは付き合ってません」
「ええっ!?」
「なんで!?」
「いやなんでって...ふつう考えたらわかるでしょ!」
「あんなにお似合いなのに!」
「絶対あれカカシ先生も満更じゃないわよねぇ」
「...お二人さん、それ以上はカカシさんが可哀想だから辞めたれ...」
「じゃあAはどうなの?」
「どうってまた...次は何の"どう"?」
「だから!カカシ先生のこと!好きなの?」
「.......」
ごめんカカシさん、方程式もう一個あった。「好き」か「嫌い」かの二択だ。しかもどっち答えてもめんどくさいやつだこれ.....。
「んん〜.....ノーコメントで」
「!何よそれ!」
「じゃあ嫌いなの?」
「いや好きとか嫌いとか...あのさあ、そもそもそういうのはその二択で片付けていい問題じゃないの。別に私はカカシさんにそう言う感情は......何その顔」
2人の表情を伺えばなんとも言えない微妙な表情。
「「はぁ〜.....」」
...かと思えば盛大なため息。つきたいのはこっちである。
「...え、何その反応...」
「あのさぁ...A」
「ホントにそうかなぁ...」
「...ホントだよ...多分」
「じゃあさぁ...もしかして気づいてないの?」
「...何が」
「カカシ先生と居る時のあんたの顔。いつもの2割増しでニヤついてるわよ」
「.....まじ?」
「「まじ」」
...いや。いやいや。それは私とカカシさんが恋仲だと思い込んでる2人だからこそそう見えるだけでしょ。単に変なフィルターかかってるだけでしょ。
「...いやいやいや.....さすがにそれは気の所為じゃ...」
「じゃあ聞くけどさ、ふつーに答えて欲しいんだけど...ぶっちゃけカカシ先生のことは好き?嫌い?」
「...そりゃまあ...好きだけど」
なんてったって推しですからね。そりゃ好きを通り越して愛してますよ。
「じゃあナルトのことは?」
「は?なんでそこでナルトが出てくんの?」
「いーから!」
「...まあ、好きだけど...普通に」
「でもカカシ先生の好きと、今Aが言ったナルトの好きは全く別物でしょ?」
「そりゃ2人は別人だし...」
「あーもうそうじゃなくて!」
「いい加減自覚しなさいよ!」
「ええ...」
んな事言ったってな...確かにナルトの好きとカカシさんの好きは違うけども..にしたって質問が単純すぎるだろ...。
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色葉(プロフ) - 神崎さん» ありがたいお言葉ありがとうございます!嬉しいです!!ご期待に添えられるよう精一杯頑張ります!! (2019年8月20日 20時) (レス) id: 213181a4fa (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - いつも更新楽しみにしおります!!今回もとても良いところ終わってて、続きが気になります!!更新楽しみにしております!! (2019年8月20日 14時) (レス) id: 6552b63e3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:色葉 | 作成日時:2019年7月18日 14時