第413話 カカシside ページ24
「しつこい奴らだ...」
「「！？」」
すると突然、完全に死んだかと思っていた暁の死体が再び動き出した。
オレとチョウジが驚くのもつかの間、やつは真っ先にチョウジに狙いを定める。
「走れチョウジ！！」
オレがそう叫ぶと一目散に走り出したチョウジ。
...おそらく今のチャクラであいつ本体ごとを神威で飛ばすことは出来ない.....それにもう一度使えば全てのチャクラとスタミナを使い切る。
...そうすればオレは確実に____死ぬ。
だが今は生きている者にこの情報を託す事...それが、木の葉を救う為の、今のオレが取れる最善の方法...！
オレは最後の力を振り絞り、なんとかチョウジへと向けられた攻撃を神威で異空間へ飛ばし切った。
「ハァ.....ハァ.....」
...よかった.....間に合ったか.....
...ま.....どうやらオレも.....ここまでのようだよ...
...オビト.....リン.....
そして.........
暗闇の中を、ただひたすらに歩いていた。
約束を破ってばかりだった人生。しかしそんな人生も、どうやらここまでらしい。
...オビト...リン...先生...
...オレも...今からそっちへ行くよ。
きっとあいつも...待っているだろうから。
「！」
するとふと目の前に、見覚えのある、それでいてとても懐かしい背中が見えた。
「.....カカシか...？」
「.....こんな所にいたんだ...」
「...お前の話を聞かせてくれないか？」
「...ああ.....すごく長くなるからゆっくり話したいんだけど...」
「ああ...いいさ」
「あのね、父さん」
「___しかしまあ...あれだな...お前も立派になったもんだ..」
「.....でも父さん...オレは...いつだって、大切なものを何一つ守れやしなかった.....今はそれが心残りだよ...」
「.....あの子のことか...」
「...知ってたの？」
「そりゃあ今までずーっとカカシのことを見てきたからなぁ...分かるさ」
「.......」
「...いいか、カカシ...不器用なお前にひとつ教えてやる」
「...？」
「確かに誰かを守り抜く強さ必要だ.....でもな...その強さよりも、もっと大切なものがある...」
「.....大切なものって？」
「それはな、カカシ.....お前の"思い"だ」
「.......」
「大丈夫。あの子には充分カカシの気持ちが伝わっている。何も心配することは無いよ...」
「父さん.....」
「この先何があっても...お前のその思いさえあれば、何があっても大丈夫さ」
「.......うん......ありがとう」
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色葉(プロフ) - 神崎さん» ありがたいお言葉ありがとうございます！嬉しいです！！ご期待に添えられるよう精一杯頑張ります！！ (2019年8月20日 20時) (
レス) id: 213181a4fa (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - いつも更新楽しみにしおります！！今回もとても良いところ終わってて、続きが気になります！！更新楽しみにしております！！ (2019年8月20日 14時) (レス) id: 6552b63e3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2019年7月18日 14時
