第403話 ページ14
「さて...そんじゃーまあテストも終わった所だし...」
「ご褒美ですか？」
「相変わらずがめついねお前は。生憎今は忙しくてな。また今度にしてくれ」
「忙しいって...そういえば里の方は今どうなってるんですか？皆は一体何を...」
「今は皆、自来也様が残した暗号の解読に苦戦しててな...ナルトはフカサク様と妙木山で修行中だ」
「妙木山...」
...って事はナルトは今仙人モードの修行中か...。
「なるほど...んじゃあ焼肉はまた今度ですね？」
「...ハイハイ」
「やった！！」
「じゃ、オレはこれで...」
「待った！」
「あ？」
「あの、カカシさん。もう一つだけお願いしてもいいですか？あ、時間は取らせませんから！」
「...何よ」
「えっとですね___」
「サークラっ！...あ、シカマルもいんじゃん！」
「！A！」
カカシさんとの会話を終えた後、私はまたもや久しぶりに里へと降りた。
カカシさんの言う通り暗号部というプレートの書かれた部屋へ行くと、案の定そこにはサクラにつけ加えシカマルと、もう1人暗号部の人がいた。
この人はえーっと...確か"シホちゃん"的な名前だった気が。そう、あのカカシさんにイチャパラを音読させた唯一の人間である。素晴らしい。
「なんだお前、ここんとこめっきり姿見せねえでどこいってたんだよ」
「山だよ。ずーっと修行。まあそれも今日でキリ着いたんだけど」
「？キリが着いたって...」
「そう！今日から私も第7班に復帰です！」
「！本当？」
「うん！...まあだからといって修行は辞められないけどね」
そんな感じで暫く駄弁っていると、ふとサクラ達が囲んでいるテーブルの真ん中に、一枚の写真があることに気がついた。
「...？ああこれ？実は自来也様がね...」
「あ、うん、知ってる。カカシさんから聞いたよ。暗号解いてるんだよね」
「そうなの...でも一向に意味がわからなくて..."ホンモノハイナイ"ってどういう事なのかしら...」
そう呟きながら頭を悩ませる3人。...そういや私も原作読んでた時は全然意味わかんなかったなーこれ。ぽけーっと読んでただけだったし...。
「.....ま、本当はお前に聞きゃあ1発で分かるんだろうけどよ...」
するとふとシカマルがそんなことを言って私の方を見てきた。
「.....知りたい？」
「.....いや、辞めとく」
「懸命なご判断で」
「オレもそこまでバカじゃねえよ」
...やっぱりここの世界の人は皆優しすぎる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 865人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
色葉(プロフ) - 神崎さん» ありがたいお言葉ありがとうございます！嬉しいです！！ご期待に添えられるよう精一杯頑張ります！！ (2019年8月20日 20時) (
レス) id: 213181a4fa (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - いつも更新楽しみにしおります！！今回もとても良いところ終わってて、続きが気になります！！更新楽しみにしております！！ (2019年8月20日 14時) (レス) id: 6552b63e3d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：色葉 | 作成日時：2019年7月18日 14時
