第356話 カカシside ページ7
「失礼します!」
すると突然、俺たちの前に1人の忍が現れた。暗部の忍だ。
「何か手がかりは見つかったか」
「はい...里より10キロ離れた先にこのようなものが」
「!それは...」
暗部が手に持っていたもの。それは間違いなくオレがあいつと交換したチャクラ瓶のネックレスだった。今は深い青色で鈍く光っている。
「カカシ、これに見覚えがあるのか」
「それは...Aのものです。いつも首から下げてました」
「そう言えば...この間の任務で温泉に入った時も付けてたわね...」
「なんだってばよ、それ」
「昔、オレとAが訳あって任務に行った先で貰ったものだ。自分のチャクラを流し込むと光る、いわばオシャレアクセってとこか」
「じゃあその瓶にはAのチャクラが詰まってるってこと?」
「いや、実際に言うとAのにはオレのチャクラが入ってる。訳あって交換しててな。Aのチャクラ瓶はこれだ」
そう言ってオレは首から下げていたそれを服の中から取り出す。しかし、
「...!」
「!うわっ」
それは今はまで見た事がない程濃く、赤く、濁り切っていた。正直綺麗とは言い難い。
「これは...酷い色だね」
「...まるで血みたい...」
「カカシ先生のがまだマシだってばよ」
「.......」
長い間これを見てきた俺にはわかる。恐らくこれが表しているものは.......
...となると急いでAの元へ向かわないと、状況はかなりやばそうだ。
「これが落ちてた方角は?」
「ここから真っ直ぐ北の方角です」
「なるほど...なら暗部で小部隊を作らせて偵察に向かわせ...」
「ばぁちゃん!!」
「.......」
「ばあちゃんなら...オレ達の性格分かってるはずだってばよ...」
「.......」
「仲間がピンチの時にただじっとしてるだけなんてのは...死んでもゴメンだってばよ!」
「.......」
しばらくの静寂が続く。すると綱手様はふっと顔の筋肉を緩めた。
「...ったく...相変わらず仕方のない奴だな
カカシ班!お前達に任務を与える。内容はAの奪還。すぐさま暗部の小隊と共に北へ向かうように!」
「おう!」
「「はい!」」
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色葉(プロフ) - アイさん» 申し訳ございません、質問の内容がよく理解できず、お答えしかねますmmまたアイさんの創作活動に私が手を加えることも、アイさんの考えているお話に水を指すことになる為今後控えさせて頂きたいです。創作活動のご成功をお祈り致します! (2020年11月21日 11時) (レス) id: 93c4cf3f0f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 色葉さん» ボードでナルトの双子の妹の設定を教えてくださいませんか?お願いします!m(_ _)m本名と偽名もお願いします!m(_ _)m (2020年11月21日 8時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - なーなー@今日俺さん» そうなんですか!私もたまに聞いてます笑喜んでいただけて何よりです^^ (2019年5月7日 22時) (レス) id: 885b51bfb8 (このIDを非表示/違反報告)
なーなー@今日俺(プロフ) - 色葉さん» これ最近ようつべで見つけてからずっと聞いてるんですよ(笑) ここに書いてあってとても嬉しいです!! (2019年5月7日 6時) (レス) id: 17dfab9de5 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - なーなー@今日俺さん» そうですよ!貴方解剖学です笑 (2019年5月6日 11時) (レス) id: 885b51bfb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:色葉 | 作成日時:2019年2月9日 18時