第354話 ページ5
「ちょっとA!知ってるってどういうこと?」
『いや、私もさっき気がついたんだけど...カカシさん、前に私たち雪山のばーちゃんとこ行ったじゃないですか』
「ああ」
「そうなのか?」
『うん。そんでその時変な忍に襲われたじゃないですか?あのなんか、子供だけ襲うみたいな』
「子供だけ?そんなの聞いたことないわよ?」
「...まさかそいつらだって言いたいのか?」
「いや、根拠は何もないですよ?私の思い違いかもしんないし...でもなーんか頭から離れないんですよね、あいつら」
私がそういうと何かを考え込むカカシさん。しかしつかの間、
「...ま、考えたってわかんないし、とりあえずその事は綱手様に報告しとけ。オレも考えとく」
『テキトーだなぁ』
まあでもカカシさんの言う通りだ。焼肉行く前にチラッと火影室寄ってこ。
「...あのぉ〜もういいかな?そろそろ焼肉行かない?」
すると静寂の中、不意にチョウジがそう言葉を発した。ほんとに緊張感ないなこいつ...。
『はは...それもそうだね。行こっか』
「やったー!」
『私タン塩〜』
「お前そればっかじゃねぇか」
『うっせーな、タンに勝るものはいないんだよ』
「えー私ホルモンの方が好きなんだけどなー...」
そんな調子でガヤガヤとしながら皆で病室を出る。
私は最後に病室を出るついでに、ふらっとカカシさんの方を振り返り、
『じゃあね、カカシさん!ばいばい!』
そう言って手を振り、静かに扉を閉めた。
『あ〜美味かったぁ...』
胃に満足感を感じながら、1人で夜の木の葉を歩く。
やっぱ焼肉は神だな。うん。違いない。お腹の中でタン塩が踊ってらぁ。
『わからないないないや心がステップして〜♪』
どうも、超絶ご機嫌なAちゃんです。にしても今日はいい日だったなぁ〜。今朝のサイにつけられた「躁鬱」っていうあだ名以外は。地味に合ってるのが腹立つわ。
皆で焼肉も楽しかったし、今日はこの幸せを抱えたまま暖かいお布団で眠りましょう。
そう思いながら、私は自室のドアを開け、電気もつけずに暗い室内を進んで行った。
そこで私の意識は途絶えた。
769人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「トリップ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
色葉(プロフ) - アイさん» 申し訳ございません、質問の内容がよく理解できず、お答えしかねますmmまたアイさんの創作活動に私が手を加えることも、アイさんの考えているお話に水を指すことになる為今後控えさせて頂きたいです。創作活動のご成功をお祈り致します! (2020年11月21日 11時) (レス) id: 93c4cf3f0f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 色葉さん» ボードでナルトの双子の妹の設定を教えてくださいませんか?お願いします!m(_ _)m本名と偽名もお願いします!m(_ _)m (2020年11月21日 8時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - なーなー@今日俺さん» そうなんですか!私もたまに聞いてます笑喜んでいただけて何よりです^^ (2019年5月7日 22時) (レス) id: 885b51bfb8 (このIDを非表示/違反報告)
なーなー@今日俺(プロフ) - 色葉さん» これ最近ようつべで見つけてからずっと聞いてるんですよ(笑) ここに書いてあってとても嬉しいです!! (2019年5月7日 6時) (レス) id: 17dfab9de5 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - なーなー@今日俺さん» そうですよ!貴方解剖学です笑 (2019年5月6日 11時) (レス) id: 885b51bfb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:色葉 | 作成日時:2019年2月9日 18時