第368話 ページ19
それからは長い話を沢山聞かされた。君がこの世界にいることは間違っているだとか、こうすれば君のためになるだとか。
耳が痛い。酷い話だ。いや、耳なんかよりも断然心が痛かった。
『.......』
悲しくて、気が付けば私は膝を抱えてうずくまって泣いていた。酷い。酷い。そんな酷いこと言わないでよ。
気が付けば頭に思い浮かぶのは、私の気持ちなんて全く汲み取ってくれない理不尽な会話や出来事の思い出ばかり。
白が死んだ時。ヒルゼンさんが死んだ時。サスケが里抜けした時。この間の任務でナルトとサクラが全く私のことを分かってくれなかった時。
...そうだ。そう言えばいつもそうだった。いつも理不尽なことばっか言われて。こんな自分が嫌で嫌で仕方がなかった。
嫌い。嫌い。もうアイツらのことなんて嫌いだ。何も分かってくれない。理解してくれない。辛い。帰りたい。
『.......』
...でも、それでも。
やっぱり心のどこかにはそれでも優しい皆がいた。
ここまでしても、嫌いになんてなりきれなかった。
ナルト。サスケ。サクラ。サイ。カカシさん。
こんな時でも私の中で君達は、優しく笑っているんだから不思議だ。
『.......分かった』
...ならば、一番いい方法を選択しよう。
君たちが助かって、こいつが死んで、私も楽になれる唯一の方法を。
『...あんたの言う通りにしてあげる』
きっとそれが、一番の最善策だから。
もう二度と、こんなことが起こらないように。もう二度と、誰も傷つかないように。
こいつを殺して、私も死ぬ。
もう絶対に...ナルト達に迷惑はかけない。私一人でやり遂げてみせる。
死ぬのは怖い。多分今の私にそんな勇気なんてない。その時が来た時、もしかしたら私は自分に手をかけられないかもしれない。
...それでも。
「そうかそうか！分かってくれたか！よかった...これで貴方は...私たちの"神"となる！」
...私は、"いつも通りの"皆を見ていたいんだ。
「...おや、どうやら君のお仲間がこの場所を突き止めたそうですね。
お出迎えしてあげてください...A様」
『.......』
原作通りの君たちを。
きっとその姿こそが、私がこの世界を好きになった理由だから。
私は、ボネラーが差し出してきた自身のクナイを受け取った。
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色葉(プロフ) - アイさん» 申し訳ございません、質問の内容がよく理解できず、お答えしかねますmmまたアイさんの創作活動に私が手を加えることも、アイさんの考えているお話に水を指すことになる為今後控えさせて頂きたいです。創作活動のご成功をお祈り致します！ (2020年11月21日 11時) (
レス) id: 93c4cf3f0f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 色葉さん» ボードでナルトの双子の妹の設定を教えてくださいませんか？お願いします！m(_ _)m本名と偽名もお願いします！m(_ _)m (2020年11月21日 8時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - なーなー@今日俺さん» そうなんですか！私もたまに聞いてます笑喜んでいただけて何よりです^^ (2019年5月7日 22時) (レス) id: 885b51bfb8 (このIDを非表示/違反報告)
なーなー@今日俺(プロフ) - 色葉さん» これ最近ようつべで見つけてからずっと聞いてるんですよ(笑) ここに書いてあってとても嬉しいです！！ (2019年5月7日 6時) (レス) id: 17dfab9de5 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - なーなー@今日俺さん» そうですよ！貴方解剖学です笑 (2019年5月6日 11時) (レス) id: 885b51bfb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2019年2月9日 18時
