第142話 ページ13
あれから早いもので2日が経った。次の日から再び修行を再開した私はやっぱりうまく登れなかったけれど、それでもだんだんと距離は延びて言った。
この国に来て５日目、今日は朝御飯の前に少し練習しておこうと思い、早めに目を覚ました。いわゆる朝練というやつだ。
身支度を済ませながらふとナルトの布団を見る。しかし彼の布団は藻抜けのからで、それどころかナルトは昨日の夜からずっと帰っていなかった。きっと夜中もずっと練習してたんだろうな…
因みに私も昨日は夜中までやろうとしたけど流石にカカシさんに止められた。でもそのかわりにこの朝練の許可は得ることができたので、安心して修行に専念できると言うわけだ。
身支度を済ませ、みんなを起こさないようにそっと家を出る。まだ日が上ったばかりの森の中は朝露できらきらと輝いていて、とても幻想的だった。
そんな美しい森の姿に気を取られているうちに、気がつけば何時もの練習場所へと到着していた。目の前の木の幹を見れば、恐らくナルトかサスケがつけたであろう大量の傷跡。それは遥か上へと続いていた。
『…よしっ！』
グッと握りこぶしを作り、気合いを入れ直す。そして私は太陽の光でキラリと光るクナイを片手に、ただただひたすらに目の前の木へと立ち向かっていったのであった。
『ふ〜っ！つっかれたぁ……』
…修行を始めて二時間ほど経った頃、ほどよい疲労感を得た私はそろそろ朝御飯の時間だということに気がつき、一旦修行を切り上げた。ドサッとその場に大の字になって寝転ぶ。今日もいい天気だ……
…あれ？そういやナルトって今どこにいるんだろ……ここに居なかったってことはもっと奥に行っちゃってるのかな……
もしまだ森にいるなら呼び戻さなきゃだな…軽く探してみるか、朝御飯もあることだしね。
そう思った私は疲れた体をよっと起こし、ナルトを探しがてら森の中を進んでいく。すると暫く歩いた所で、遠くに誰かの人影が見えた。
…おや、あの金色に輝くツンツンヘアーはもしかして……
…やっぱりナルトだ！でも何処か様子が…なんか誰かとしゃべってないあれ？もしかして、他に誰かいるのかな？
不思議に思い声を掛けずそっとナルトの元へと近づいていく。するとナルトの向かい側に腰を下ろすとある人物の姿が確認できた。
長い黒髪に綺麗な顔立ち…その何故か見覚えのある美しい姿に、私は大きく目を見開いた。
…あ！あの子もしかして……！
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アイ(プロフ) - 作品を読んで感動しました！作品を参考してよろしいですか？？ (2020年11月20日 21時) (
レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - トッシーさん» あっあっああああありがとうございますすすすす！！！滅茶苦茶嬉しいです！頑張ります！！ (2017年11月20日 21時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
トッシー - さっさっさっささささ最高です！超応援してます！頑張ってください！ (2017年11月20日 19時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - nasoraさん» どわーっ！！？めちゃくちゃうれしいです！！本当にありがとうございますー！！(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o))) (2017年11月12日 8時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
nasora - いつも楽しく見てます！とても面白いです！がんばってください！私もうこの話のファンになっちゃいましたw！ (2017年11月11日 20時) (レス) id: e0ca1ca558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2017年10月8日 13時
