第156話 ページ27
『うわぁ〜…やってるやってる』
橋からかなり離れたところで再不斬達の様子を見る。何やら話し込んでるみたいだけど…あ、カカシさん写輪眼出した。
…てことは、もう戦いも半ばまで来てるってことでいいのかな？
『んんん…どうするかな……って、あっ！』
その時だった。いきなり皆の居る所に濃い霧が立ち込めてきたのだ。
しまった！再不斬の霧か！これじゃ向こうの状況が見れない…！
微かに金属のようなものがぶつかり合う音が聞こえる。それに混じって…これは……もしかしてサスケ？と…ナルトもいるな…のうめき声みたいなのも……
…ど、どうしようどうしよう……どうしようこれ？
…な、なんか、なんかなんかなんか……
…なんかすっごいヤバイ気がする……！
『……っもう無理！！』
見えない状況が余計に不安を掻き立てたのだろう、私はいてもたっても居られなくなって、気づいたときにはその場を走り去っていた。
だってだって！ナルトだけじゃなくあのサスケがここまで聞こえるくらいになんか苦しんでるんだよ！？それにサクラとカカシさんだって心配だし…そんなのほっとけるわけないじゃん！！もういいよ！原作だとかどうでもいい！！
そんなことよりも今は、仲間の命の方が大切なんだ！！
『頼むから、間に合ってくれよ…』
橋に近づくにつれ、戦闘の音も大分大きくなってきた。そしてそれと共にナルトとサスケの苦しむ声も近くなってくる。
確かナルトは、サスケと一緒に白と戦ってる筈だよね…どうしよう、助太刀に行きたいけど霧が凄くて前すら見えないしな…若干の気配はするものの、再不斬に気づかれずに二人の所に行くのは流石に……
その時だった。微かにだけれど、少し遠くの方からカカシさんと再不斬の話し声が聞こえてきた。何て言ってるかは分かんないけど、なんか相当ヤバそう…
できるだけ気配を消して、少しずつ二人に近づく。それにつれ二人の声も段々と大きくなっていった。
「…ぐォッ！？」
『！？』
すると突然、ドカッというなにかを思いっきり蹴飛ばしたような鈍い音と共に、そんなカカシさんのそんなうめき声が聞こえてきた。続けざまに地面を何かが擦る音が聞こえる。
この声、カカシさんの声だ！！もしかして蹴られた！？何処！？カカシさんは今何処にいるの！？
その瞬間、私は一気に声の聞こえた方向へと走り出した。
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アイ(プロフ) - 作品を読んで感動しました！作品を参考してよろしいですか？？ (2020年11月20日 21時) (
レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - トッシーさん» あっあっああああありがとうございますすすすす！！！滅茶苦茶嬉しいです！頑張ります！！ (2017年11月20日 21時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
トッシー - さっさっさっささささ最高です！超応援してます！頑張ってください！ (2017年11月20日 19時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - nasoraさん» どわーっ！！？めちゃくちゃうれしいです！！本当にありがとうございますー！！(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o))) (2017年11月12日 8時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
nasora - いつも楽しく見てます！とても面白いです！がんばってください！私もうこの話のファンになっちゃいましたw！ (2017年11月11日 20時) (レス) id: e0ca1ca558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2017年10月8日 13時
