第495話 ページ6
「.....そうですけど...あなた達誰ですか?」
「やっぱり!俺らさ〜前から君のこと可愛いって思ってたんだよね〜!ね、良かったら今から俺らと遊ばない?」
「!」
突然現れた彼らを不審がっていると、不意にガシッと手首を掴まれる。私の話なんて全く聞いてなかった。
.....何こいつ.....後ろの奴らもずっとニヤニヤしてるし.....すっごい不快だ。
「あっもしかして一人だと不安?なんならあのピンクの子も誘ってくれてもいいよ?俺らそういうの気にしないし、気軽にカラオケでも行こうよ」
「.....いえ、結構です。離してください」
「え〜?いいじゃんちょっとくらい」
「私名前も知らない人達と遊びに行く程尻軽じゃないんで。あんまり調子乗ってると痛い目みますよ」
「それって俺らに反抗するってこと?里を守ったヒーローが一般市民に暴力.....どうなるんだろうね?」
「.....」
コイツらナンパ慣れしてるな.....普段からこういうことしてるんだろう。
きっとこういうこと言って相手を都合のいいように引っ掻き回そうとしてるんだろうけど.....残念ながら私はそう簡単にはいかないってことを見せつけてやろう。
正当防衛ってことを証明すればいいんだ.....ひとまずチャクラを使って.....
「.....!」
しかしそこで、前に病院でサクラに言われたセリフが頭をよぎった。
___いい?ただでさえこんなダメージ受けてるんだから、手が完治するまでチャクラは使用しないこと!じゃないとホントに使い物にならなくなるからね!?
.....しまった、そうだった。サクラに忍術は使わないよう警告されてたんだっけ。
慌てて自らの力だけで腕を振り払おうとする。しかし相手の人数が多いのと休暇による身体のなまりのせいか、何故か上手く力が入らなかった。
...これはやばいかもしれない。
「あれ?もしかして君、俺らが思ってるより弱い感じ?」
「いや違うでしょ、多分俺らと一緒に遊びたいんだって」
「は!?そんな訳ないでしょ!?」
必死に抵抗しようと暴れるも、反対側の腕も他の男によって力強く掴まれる。左手に持っていたリンスの入った袋がバサッと落ちた。
「ちょっと!いい加減にして!」
「はははっ!君ほんとに伝説の忍なの?必死に抵抗しちゃってかわい〜」
「離して!」
そのままグイグイと人気のない路地裏へと引っ張られる。
.....やだ...すっごい怖い.....!
.....誰か.....誰か助けて.....!
「__っ助けて!
カカシさん!!」
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千 - 続き嬉しいです!カカシ先生尊い…。 (2020年5月26日 8時) (レス) id: 1380412b8e (このIDを非表示/違反報告)
透羽-とわ-(プロフ) - ここまでイッキ読みしてしまいました〜!カカシ先生が尊い!!これからも更新頑張ってください!! (2020年5月24日 23時) (レス) id: 71f7d12171 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - BORUTOのコクリと夢主が付き合ってる設定の小説も書いて欲しいです (2020年5月24日 20時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 続編おめでとうございます!!続きがとても気になります!!!カカシ先生大好きなのでこのお話大好きです。更新頑張ってください (2020年5月24日 1時) (レス) id: 373120d77d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:色葉 | 作成日時:2020年5月24日 0時