【NARUTO】共に生きる小話偏【はたけカカシ】 (ページ7)

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その7 ページ7

「そうなのね！ならこれからもじゃんじゃんこのお店に遊びに来ちゃっていいからね！是非一楽ラーメンをご贔屓に！！」

『ほんとですか！ありがとうございます！絶対また近いうちに来ます！！』

「へいおまち！特性ラーメン一丁上がりだ！！」

私がそんな会話をアヤメさんと交わしていると、丁度良いタイミングでラーメンが出てきた。てかラーメン出来るの早くね！？良い店は商品を出すスピードも尋常じゃないな…

『わ～美味しそう！！』

改めて出されたラーメンを見る。すっげえよこれ……麺が…麺が輝いとる！！あとめっちゃ良い臭い…！旨そう！めちゃくちゃ旨そうだ！

『いただきます！』

早速私は麺を一口口へと運んだ。

…あ、やばい旨い。超絶うまいわこれ。

『うっま！！』

あまりの美味しさに素直にそう叫ぶと、

「だろォ！？なんてったってこの俺が腕に頼をかけて作った自慢の一品だからな！！」

そう言ってテウチさんも嬉しそうに笑っていた。その間にも私はただひたすらに目の前のラーメンを消費していく。

すると思いの外あっという間に殆ど食べ終えてしまっていた。正直今のこの体じゃ食べきれるか不安だったけど案外余裕みたいだった。

「…そういや嬢ちゃん、さっき昨日こっちに引っ越してきたって言ってたよな？ご両親は一緒じゃないのかい？」

…すると不意にテウチさんにそんなことを聞かれた。質問に答える為、残り僅かなラーメンを食べ進める手を一端止める。

『あー…実はその私ちょっといろいろあって…訳あって今は親がいないんですよ』

私が何でもない様子でそう答えると、少し申し訳なさそうに表情を歪めたテウチさん。ありゃ…なんか雰囲気壊す様な悪いことしちゃったな…でもまぁ嘘は言ってないけど。

「そうか…なら嬢ちゃん、今度からいつでもこの店に来な！何時でも最高に上手いラーメン作って待っててやるからよ！！」

すると親無しだと思った私の事を励ます為か、意気の良い声でニカっと笑いながらそう言ってくれたテウチさん。アヤメさんも続けて言う。

「ちょっとお父さんそれさっきもう私が言ったわよ！でもほんとに遠慮しないで何かあったら何時でも来るのよAちゃん！悩み事の相談とかでも全然良いから！」

そう言ってまた、アヤメさんも笑い掛けてくれた。

…どうやらこの世界の住人達は神様しかいないようです。昨日のヒルゼンさんと言い今日のこの二人と言い…木葉の人達いい人すぎでしょ…！