【NARUTO】共に生きる小話偏【はたけカカシ】 (ページ6)

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その6 ページ6

火影岩を下山すること数分。流石に下り坂は楽だった為あっさりと木葉の里に戻ってくる事ができた。

すると町の方からはいろんなお店から漏れだして来る美味しそうな臭い…それが空腹の私のお腹に追い討ちを掛けた。

やばいめっちゃお腹空いた…ちょっと早い気もするけどそろそろお昼にしよう。

そう思い今度はまた新たな目的地を脳内に設定して歩きだす。どこに向かっているのかというと…

『…やっぱここしかないっしょ！』

…そう、私がやってきたのは皆様ご存知、あの有名な一楽ラーメンのお店である。やっぱ木葉に来たんなら一度は絶体に行っとかなきゃね！！

ドキドキしながら暖簾を潜ると、そこにはやはり予想していた通り、見慣れた顔の店主がいた。

「いらっしゃい！」

うおおおお生テウチさんキター！あっ！奥にアヤメちゃんもいる！！可愛い！美人！！

『おじさん、ラーメン一つください！えーと味は…お勧めで！』

「あいよ！なら嬢ちゃんの為にとっておきのヤツ出してやるからな！」

『マジすか！やったー！楽しみ！！』

そんな会話を交わし、私はワクワクしながらカウンター席に座ってラーメンを待つ。一楽のラーメン…実際にはどんな味がするのだろうか…絶対旨いに決まってる……

そんなことを頬杖をつきながらぼーっと考えていると、不意にアヤメさんと目があった。私は軽く会釈する。

すると向こうもそれに反応を示してかなんとこちらに近寄って来たではないか！おおお近くで見ると更に可愛い！

「始めましてよね？私はこの店の店主…つまりはあの人の娘のアヤメっていうの！で、つまりはあの人が私のお父さんでテウチっていう名前！

貴女見ない顔だけれど…もしかして里の新入りさんかしら？」

するとアヤメさんはご丁寧にも始めて来た私のために自己紹介をしてくれた。優しすぎ天使か。

そんな天使の問いかけに答えるために私も自己紹介をする。

『あっはい！夜月Aです！昨日ここに引っ越してきたんです』

まあほんとはトリップとかいう論外な方法でこっち来ちゃったんですけどねー…取り合えず引っ越してきたということにしておこう。