【斉木楠雄のΨ難】僕の幼馴染はマトモ…なはずだ。 (ページ46)

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45話ページ46

斉木楠雄side

照橋｢あ…あのね…べ…別に言い訳とかじゃないんだけど…誤解されるのも嫌だから言うんだけど…｣

？
何だ…？

照橋｢その…私には連れが居るんだけど…｣
『楠雄くん助け…ってあれ！？照橋さんもいる！？』

やっと来たかAさん。
…ん？今助けてって…

｢心美ー！！おまたせー！ポップコーン買ってきたよー！ん？誰だソイツ…？｣
照橋｢映画を無料(タダ)で観せてくれるって言うから…｣

なるほど…それであんな顔をしてたのか。
別に僕に言い訳する必要はない…だがすごいな。
照橋さんの御眼鏡に適うなんて相当な…ん？
んん？

｢おいオレの心美とどういう関係だ！？｣
照橋｢ちょっと！サングラス外しちゃ…｣
｢…あれ？｣
｢え？嘘でしょ…？｣
｢おい見ろよ！｣
｢え！？ウソ！？｣
｢主演の六神通だー！！｣
六神｢ゲッやばっ！｣
｢ええー！？何で居るのー！？｣
｢わぁー！！サインして下さい！！｣

照橋さん…何てものを連れてきてんだ……テレパシーさえあれば…テレパシーさえあればこんな事には…

『楠雄くんこっち！』

Aさんに手を引かれ、人混みから逃げ出す。

六神｢あっ！ちょっと待ってくれ"はーちゃん"！！｣
｢｢はーちゃん！？｣｣
『ゲッ…』

はーちゃん……？
はっ！！Aさんのことか！？
いつ知り合ったんだ！？
確かAさん…いやはーちゃんはこの間のドラマでケンリコの娘ですごい演技だと有名になったんだった…！！
特にあのキスシーンのせいで！！

『ごめん楠雄くん！何でかわからないけどバレちゃって…！さっきしつこくて逃げてきたんだけど…！』

なるほど、だからさっき助けてって言ってたのか！

六神｢はーちゃん！！｣
『人違いです〜！！』

僕とAさんは家に帰った。

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『…うぅ…バレちゃったかなぁ…ネットとかで晒されてないといいけどぉ……』

…いや、手遅れみたいだな。
今ネットで六神通とはーちゃんが映画館に！？というニュースが出てる。
Aさんの写真も出てる…

國春｢今テレビにも流れてたよ…上映中止になったって。｣
久留美｢はーちゃんの顔も大きく映っちゃってるわ〜…｣
『もうやだぁ…』

…僕が誘ったせいだ。
僕がテレパシーを使わなかったから、Aさんは…

『わぁっ！？母さんから電話来ちゃった…絶対あの事だよなぁ…』

Aさんは涙目で携帯を握り部屋を出ていった。
…クソ……