【斉木楠雄のΨ難】僕の幼馴染はマトモ…なはずだ。 (ページ24)

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23話ページ24

斉木楠雄side

ふぅ…騒がしいと思ったら今日はクリスマスイブか…
クリスマスは嫌いだ。
確かに一見すればイルミネーション(電飾)は綺麗でどこもかしこも幸せムード。こっちもついほっこりしそうなものだが…
心を覗けば数人はイミテーション(ニセモノ)だという事に気付かされる。
光あるところに影あり。こんな幸せな雰囲気も、別の誰かの心の闇で全て多い隠されてしまうのだ。
ギスギスして街は居心地が悪いな全く。
今どきクリスマスにはしゃぐのは子供か熱愛カップルくらいだろう……
だからその両方の性質を併せ持つうちの両親は当然はしゃぐ。
こんな親どう思いますか？
我が家では毎年こうだ。

｢(わっ！人入ってった！)｣
｢(この家の人だ！)｣

やれやれ……この家に帰宅する息子の気持ちも考えて欲しい。
ん？何だか少し嫌な予感がする…

久留美｢あっくーちゃんおかえり！遅かったわね！もうすぐパーティー始まるわよ！｣
燃堂｢おう、おせぇぞ相棒！｣

思わず僕はドアを閉めた。

燃堂｢お！？どこ行くんだ相棒！？｣
久留美｢まぁ！カギまで！中にいるのに私達が閉め出された気分！ちょっとくーちゃん！？｣

ーーーーーーーーーー

久留美｢スーパーでばったり会ったのよー！1人だったからママが誘ったの！パーティーは人数多い方が楽しいでしょ！｣
燃堂｢おお！ちょうど飯買おうとしてた所だったからラッキーだったぜ！｣

勘弁してくれ全く…
いや別に僕はクリスマスを特別な日だとは思ってないが…だがあくまで普通はだぞ。
こういうのって異性を連れて来る展開が普通だろ。漫画におけるクリスマスってそういう位置付けだろ。
それがナニコレ？

燃堂｢オイ！言っとくがカン違いするんじゃねーぞ！オレだって飯代出してんだからな！｣

お前がこの漫画のヒロインなの？
これだからクリスマスは嫌いなんだ全く…

久留美｢相棒君これテーブルに運んでくれる？｣
燃堂｢おっ任しとけ！｣

しかもすごい溶けこんでるし。
あれ？そう言えばAさんは？

久留美｢あ、はーちゃんなら今日ご両親帰ってきたらしいから今はお家。後で合流するって！｣

Aさんの両親か…
あっちもクセ強いんだよな…
その後父さんが帰ってきて燃堂のためにサンタのフリをしてプレゼントを渡し、燃堂はとても喜んでいた。

｢おっ邪魔しまーす！！｣
｢お邪魔します〜！｣
『お邪魔します！父さん他人の家なんだからちゃんと靴揃えて！』

やれやれ、騒がしくなるな…