第95話 ページ6
一瞬にして飛び散った、カカシさんの体。
突然のショッキングな光景に皆が叫ぶ。もし私が最初からこの世界の住民だったのなら、きっと皆と同じ反応をしたのだろう。
でも、あれが変わり身だと理解している私は違った。ただ一人、クナイを構えたままじっと全体を見据える。
「二匹目」
次にそう聞こえたかと思いきや、一瞬にして二人係でナルトを取り囲む敵。
……！危ない！
そう思って条件反射でナルトの元へと向かおうとする。
がしかし、私が動き出すよりも先にサスケが素早く敵二人の動きを封じてくれていた。
そしてそのまま二人の顔を蹴り飛ばしたサスケ。
す、すげぇ……
そんなサスケの瞬時による対応力の素晴らしさにぽかんと感銘を受ける。が、二秒ほど経ってハッと我に返った。
……ってアホ！関心してる場合か自分！！
そう自分を心のなかで叱責し、再び敵の方へと向き直る。
するとやはり固定された鎖を腕から外し、再び私達に襲ってきた。
「！！うわぁ！！」
『！ナルト！！』
そしてそのままの勢いで一人が目の前のナルトに襲いかかる。
やばい！助けないと！！
…先程の"必要最低限動かない"という考えはどこへいったのやら。どうやら私の体は勝手に動いてしまったようで、気がつくと敵の頭を後ろから思いっきり蹴り飛ばしていた。
その反動で顔を反り返し倒れかける敵忍。
しかし相手も手練れ。直ぐ様体制を建て直したかと思いきや、そのままの流れで今度は私に向かって襲いかかってきた。
私もそいつに立ち向かうために、再びクナイを構えて体制を立て直し、敵忍へと向き直った。
……その時だった。
「ぐァッ！！」
『！？』
突然、何処からか何かの陰が飛び出してきたかと思いきや、ドゴッと大きな音を立てて目の前の敵忍に突進してきた。
そしてその謎の影が一瞬にして敵忍を捕らえると、その素早いスピードのまま今度はサクラたちの方へと向かう。
あまりの出来事に目をパチクリさせたまま、ただひたすらにその影を目で追う。
するとサクラたちの方へと向かったと思いきや、先程同様二人目の敵忍もあっという間にして捕らえてしまった謎の物体。
は！？ちょ、待て待て！マジで急に何なんだ一体！？
そう思い、慌ててじっと目を凝らす。
すると漸くその影の正体をはっきりと目で捕らえることができた。
そしてその影の正体は……
『！
カカシさん！！』
…いつもと全く変わらない、カカシさんの姿だった。
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色葉(プロフ) - 星月夜*ミルトニア[3DS]さん» 本当ですか！？ありがとうございます！！更新頑張ります♪ (2017年9月24日 0時) (
レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
星月夜*ミルトニア[3DS] - イラストのクオリティヤバイ………また見てみたいです！更新頑張ってください！ (2017年9月23日 22時) (レス) id: 4d66220430 (このIDを非表示/違反報告)
色葉 - 輝夜さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！楽しんで頂けているようで何よりです♪頑張ります！ (2017年9月21日 6時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - 面白くていつも更新ワクワクしながら待ってます！これからも頑張ってください！！ (2017年9月20日 18時) (レス) id: 88c1b11d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2017年9月13日 6時
