第101話 ページ18
*
「…なるほど、そういうことだったのねー……」
カカシさんの話を聞くなり、どうやら納得してくれた様子のサクラ。
よかった、一先ずはこれで安心_____
「…それにしても、本当に何も覚えてないの？いくらなんでも、せめて住んでたところの特徴くらい…」
……だーもう！まだあんのか！いい加減しつこいな君も！！さすがの私も怒っちゃうぞ！？まあ怒んないけどさ！！
だかこれ以上の詮索はそろそろ本気で辞めていただきたい。カカシさんにも迷惑がかかるし、何にせよこれ以上問われてしまっては必ずどこかでボロが出る。それだけはごめんだ。
そう思い、彼女の詮索を止めるべくサクラに声を掛けようとしたときだった。
「……サクラ、もうその辺にしとけ」
突然、カカシさんが真面目な声でそうサクラに忠告をした。驚いてカカシさんの方を見ると、彼はサクラの顔をじっと見つめていた。
…するとそんなカカシさんに何かを勘づいた様子のサクラが咄嗟に口を閉じ、そのままの流れで私に謝ってきた。
「っあ……ご、ごめんなさい……」
『え？あぁ、うん……？』
突然のことで、最初は何故サクラが急に謝ってきたのかよく分からなかったが、暫くしてハッとした。
そうか、そういや私両親無くしてるって設定だったな。てことは、きっとサクラは私に前の住居(仮)を語らせることによって、何か辛いこと(仮)などを思い出させてしまうとでも思ったんだろう。多分そうだよね。
…まぁぶっちゃけ前の世界の事をどこか頭の隅で密かに思い出していた自分が居なくもなくはなかったけど……
しかしだからといって今までの話は全部作り話だというのに…そう思うと、なんかサクラには悪いことしちゃったな……
でも実際、そのお陰でなんとかこの場を切り抜けられたのだからなんとも言えないのだが。
……取り敢えずカカシさん、見事な連携プレーお見事でした。お礼に今度肩叩きでもしてあげよう。
「うひょう！でけーーー！！」
そんななんとも言えない空気の中、突然ナルトがそんな叫び声をあげた。
いやKYかよナルト……でも正直な所、あんまりこの空気は宜しいものでも無かったしね…助かったというのは事実なんだし、まぁ良しとしよう。
…てか自分KYって……古っ。
そんなことを考えつつも辺りを見渡すと、霧がかっているせいでぼんやりとだが目の前にナルトの言う通りでっかい橋あるのを確認できた。
おお…！これが後の"ナルト大橋"か……！
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色葉(プロフ) - 星月夜*ミルトニア[3DS]さん» 本当ですか！？ありがとうございます！！更新頑張ります♪ (2017年9月24日 0時) (
レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
星月夜*ミルトニア[3DS] - イラストのクオリティヤバイ………また見てみたいです！更新頑張ってください！ (2017年9月23日 22時) (レス) id: 4d66220430 (このIDを非表示/違反報告)
色葉 - 輝夜さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！楽しんで頂けているようで何よりです♪頑張ります！ (2017年9月21日 6時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - 面白くていつも更新ワクワクしながら待ってます！これからも頑張ってください！！ (2017年9月20日 18時) (レス) id: 88c1b11d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2017年9月13日 6時
