《参》 ページ5
ー......て!!ー
ー...A......きて...!!ー
ーA、起きて!!ー
『...!!!』
誰...??夢??
お母さんの声だった...
あ、咲斗は...?
厠に行ったきり戻ってきてない。
様子を見に行こう。
灯りもついてない廊下をとてとてと裸足で歩く。何かが違う。いつもの光景なのに、何かが違う。
色か?
居間の方から何か違う色が漂っている。なるべく近ずきたくない。
足が止まるが、本能的に行かなければと思い、足が動いた。
『咲斗〜??どこいるの...?』
ガラッ
扉を開けた瞬間に、まだ幼い私の眼にはあまりにも残酷な場面が写った。
『...っっ!!?!...』
原型を留めていない父と下半身を無くした母の姿とそして紅い華のように散った大量の血溜まりがあった。
『っっお父さんっっ!!お母さんっっ!!!』
傍に駆け寄る。この時点で、もう、お父さんの色はなかった。お母さんは僅かに、生命の色が残っている。
そして、お母さんは僅かな生命を絞るように、
母「...A...ごめ...んねぇ...咲斗も......この...家を頼...むわ...ね.....愛してるわ...」
と最期にお母さんは微笑み、あまりにも綺麗な涙を一粒零して息絶えた。
私の眼からは止めどなく、涙が零れる。
なんで、私、寝ちゃったんだろう...
私が死ねばよかった。そう、自分を責めるしかできなかった。
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まだ、鬼滅のキャラが出てくるのは少し後になります!
うわぁぁ((←はやく出させたい
亀更新ですみません
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作者名:はもち x他1人 | 作成日時:2019年12月20日 20時