《廿捌》 ページ31
つまりは、善逸は鬼を斬った記憶がないということなのか。
謎だらけだ。
ーーー
それから数日間、昼に寝て夜に起き、鬼を斬るという昼夜逆転生活を繰り返していた。
途中で善逸とはぐれちゃったけどね!!((
ーーーーもうすぐ、夜明けだ
朝日が昇る方向へ突っ走ったら、藤の花が美しく咲き乱れる空間へたどり着いた。
藤の花……鬼が嫌う花…
ってことはここが…!!
炭「Aーー!!!お前、生きてたんだな!!!よかった!」
後ろから炭治郎が突進して来て、腹部に強い衝撃が。
『あーー、炭治郎。良かった、生きてて…。というか、腰が折れそう。ありったけの力で私の腰を潰そうとしてる???』
ふ、と炭治郎と目が合い互いに微笑みあうと満足したのだろうか、私の腰から炭治郎の腕が離れた。
炭「さぁ、行こう。遅れるぞ!!」
いや、引き留めたのはあなたでしょうが。と心の中で言いながらも、
『ま、待って。今行く!!』
生き残れた、生きてるという実感を噛み締める。
広場みたいなところに着くと、数人集まっていた。
え、これだけしか残ってないの??
炭治郎に善逸、蝶の髪飾りの女の子に、頭が凄い男の子。そして私。
最初はあんなにいたのに…。
善「………あっっっ!!!!Aちゃぁぁんんん!!!!よがっだああああああ、生きててえ″!!」
泣きながら私に抱きつく。待って、は、鼻水がついてるぅぅ!!!
『ね、善逸。あの女の子達も何か言いたげだから今は離れよ??』
善逸を精一杯宥める。
ぐすん、と言いながらも渋々私から離れる。
「お帰りなさいませ」
「おめでとうございます。ご無事で何よりです」
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作者名:はもち x他1人 | 作成日時:2019年12月20日 20時