《廿陸》 ページ28
鬼「そしてそこのお前、どこかで見たことのある耳飾りだなァ...。ヒヒッ...そうだなぁ、弱そうだし、先に食ってやろう」
『なっ...!』
その瞬間、私の足元から鬼の手が出てきた。
...速すぎて、見えないっっ...。
どこから出てくるか分からないから、辺りを注意深く見る。
.........!!見えたっ!!
炭治郎の近くに手が...。
『っっ!!危ない!』
炭治郎に近づこうとした手を刀で止める。
鬼がニヤと笑う。
鬼「イヒヒッ、かかったなァァ!!」
『は?何がって.........うわぁぁぁぁぁ!!!』
鬼の手に弾かれ、すっ飛ばされた。
炭「...!!!Aーーー!!!絶対に死ぬなよー!」
空中で飛ばされながら、その声を僅かに聞きとる。
...こうなったら、生きて帰るしかないでしょ
......ん??
着地どうしよ。
真下は森。
下手したら死ぬ。
お願い。せめて、木の葉っぱに着地したい。
下手に呼吸を使ったら、体を更に痛めてしまう。
どうしよう...。あぁ、いい、人生だったな...
?「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
...あれ?痛くない。誰かが助けてくれた??
?「き、きゅ、急に空から女の子落ちてきたよぉぉぉぉ!!!!!なんなの!?ええ!?俺、死ぬんじゃないかな!?!?」
薄らと目を開ける。このご時世では珍しい金髪の男の子だ。横抱きしてくれている。てか、声うるさすぎ((
『あ...。助けてくれてありがとうございます。重いでしょう?降りるよ。』
?「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!可愛すぎるっっっっっっっ!!!!!!何何、何もしてなくても天使なのに、喋ると更に天使だぁぁぁぁぁ!!!!!
結婚しませんか????????」
『..えぇ...。まだ、結婚は早いんじゃないんですかね。というか、名前も知らないですし...あ、私は陽彩Aって言います』
善「ごめんねぇぇ!!!俺は我妻善逸だよぉぉぉ!!!!結婚してくれよぉぉAちゃぁぁぁぁぁんんん!!!」
汚い高音が森に響く。失礼だが、こんな人が鬼殺隊にいたら大変だな((
『では、我妻さん...』
善「Aちゃん!!俺を名前で呼んでよぉぉ!!それで、敬語もなし!!分かった?」
『...うん。分かったよ、善逸。』
善「あ゙あ゙あ゙あ゙!!!幸せだぁぁ!!もう、夫婦じゃん??」
『...。』
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作者名:はもち x他1人 | 作成日時:2019年12月20日 20時